栗原心平の「フライドニジマス」
2025年1月12日(日)のテレビ東京系【男子ごはん】で、料理研究家の栗原心平さんが「フライドニジマス」のレシピを紹介しました。ニジマスをぶつ切りにし、片栗粉とスパイスをまぶしてカラッと揚げたシンプルながら奥深い味わいの一品です。白こしょう、クミンパウダー、コリアンダーパウダーを使って風味を引き立て、外はカリッと中はジューシーに仕上げます。おつまみとしてもぴったりの揚げ魚レシピを、材料や作り方のポイント、揚げ方のコツまで詳しく解説します。
管理釣り場での、ニジマスの釣りのシーズンは秋から春ですが、実はニジマスが1番美味しくなるのは春から秋ごろ。 もっとも、管理釣り場のニジマスは養殖されているもののため、冬の時期でも味はさほど変わらず、一年を通して美味しく食べることができる魚でもあります。
フライドニジマスの材料(作りやすい分量)
【メイン具材】
- ニジマス:2尾(新鮮なものを使用)
- 酒:大さじ1/2(臭み消し用)
- おろしにんにく:少々
- 揚げ油:適量
- 塩:適量
【衣(a)】
- 片栗粉:50g
- 白こしょう:小さじ2
- クミンパウダー:小さじ1
- コリアンダーパウダー:小さじ1
フライドニジマスの作り方
- 下ごしらえ
ニジマスは腹に切り込みを入れて内臓をしっかり取り除きます。流水で丁寧に洗った後、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。頭は縦半分にカットし、胴体部分も5〜6cmのぶつ切りにします。 - 下味をつける
切り分けたニジマスに酒(大さじ1/2)、おろしにんにく少々、塩小さじ1/2をまぶして下味をつけます。全体に馴染ませるために、5分ほどおいて味を染み込ませます。 - 衣の準備
ボウルに片栗粉50g、白こしょう小さじ2、クミンパウダー小さじ1、コリアンダーパウダー小さじ1を入れ、全体をよく混ぜ合わせます。スパイスをしっかり均一に混ぜることで、揚げた時にムラなく香ばしく仕上がります。 - 衣をつける
下味をつけたニジマスを1切れずつ衣に入れ、しっかりとまぶします。余分な片栗粉は軽く払い落とし、均等にコーティングされるように注意しましょう。 - 揚げる
鍋に揚げ油を入れて170℃に熱します。油の温度は、衣を少量落としてみて泡が立つ程度が目安です。
ニジマスを一度に入れすぎず、少量ずつ揚げます。衣が固まるまでは触らずに待ち、固まってきたら箸で優しく返しながら、全体がカリッと揚がるまで約4〜5分揚げます。 - 仕上げ
揚げ終わったニジマスはキッチンペーパーの上で余分な油を切ります。熱いうちに塩を少々ふりかけ、仕上げます。
フライドニジマスの美味しく仕上げるポイント
- 新鮮なニジマスを使用:鮮度の良いものを選ぶことで、臭みを抑えつつ、魚の旨味が引き立ちます。
- スパイスのバランス:白こしょう、クミンパウダー、コリアンダーパウダーのバランスが味の決め手です。香りをしっかり引き出すために、均等に混ぜましょう。
- 油の温度管理:油の温度は170℃を維持することで、外はカリッと、中はふっくらと仕上がります。
- 衣の工夫:片栗粉のみを使用しているため、サクサク感が際立ちます。小麦粉と混ぜるとカリッと感が弱くなるため注意。
- 揚げる量の調整:一度に揚げすぎると油の温度が下がり、ベチャっとなる原因になるため、少量ずつ揚げるのがコツです。
フライドニジマスのアレンジアイデア
- ハーブ風味のアレンジ:衣に乾燥ハーブ(タイム、ローズマリー)を加えると香り豊かに仕上がります。
- レモンでさっぱり:仕上げにレモンを絞ると、爽やかな酸味が加わって一層美味しくなります。
- カレー風味:クミンパウダーの代わりにカレー粉を加えると、スパイシーで子供にも人気の味に。
- 和風アレンジ:仕上げにゆず胡椒を添えても美味しいです。
栄養と健康効果
- ニジマスの栄養:ニジマスは高タンパクで低脂肪の魚で、EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。これらの成分は血流改善や中性脂肪の抑制効果が期待できます。
- 片栗粉の効果:片栗粉で揚げることで、油の吸収が抑えられ、軽い食感に仕上がります。
- クミンとコリアンダーの健康効果:クミンとコリアンダーには消化促進効果や抗酸化作用があり、胃腸の働きを助ける効果が期待されます。
高齢者向けフライドニジマスの分量と工夫
高齢者向けの1回の食事量(エネルギー400〜500kcal、塩分2g以下)に基づき、「フライドニジマス」の分量や調理法を調整しました。消化の良さや食べやすさに配慮し、塩分を控えめにしています。
ニジマス(小さめのもの):1尾(約150g)
酒:小さじ2(臭み消し用)
おろしにんにく:少々(風味付け)
揚げ油:適量
【衣】
片栗粉:30g
白こしょう:小さじ1(塩分控えめの香り付け)
クミンパウダー:小さじ1/2
コリアンダーパウダー:小さじ1/2
【仕上げ】
塩:ひとつまみ(0.5g程度)
エネルギー:約420kcal 塩分:約1.8g
食べやすさと栄養バランスの工夫
- 分量調整:魚の量を減らしつつ、満足感を保つためスパイスで風味を強調。
- 塩分調整:白こしょうとスパイスを活用し、塩分を控えめに。
- 油の吸収を抑制:片栗粉の量を減らし、揚げ時間を短縮して油の吸収を軽減。
- 消化しやすい工夫:魚の身を小さく切り、柔らかく揚げることで食べやすくしました。
- 骨の処理:骨が硬い場合は、身を削ぎ落としてから調理。
このように調整することで、高齢者でも安心して食べられるヘルシーで美味しい「フライドニジマス」に仕上がります。
まとめ
2025年1月12日放送の【男子ごはん】で紹介された「フライドニジマス」は、スパイスの香りが引き立つサクサクの揚げ魚レシピです。ニジマスの旨味を最大限に引き出し、片栗粉の衣で軽い食感に仕上がります。家庭でも作りやすく、お酒のお供やメインディッシュとしても活躍する一品です。ぜひ、特別な日の食卓やアウトドア料理にも取り入れてみてください。
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