【タサン志麻流】トマト缶で作る絶品ナポリタン|野菜たっぷり&さっぱり仕上げの洋食屋風レシピ

タサン志麻

トマト缶で作るナポリタン|野菜たっぷり&軽やかな味わい

ナポリタンは、昔ながらの洋食屋さんでも定番の人気メニューですが、ケチャップだけで味付けすると甘さが強く、重たくなりがちです。そこで今回は、トマト缶を使ってさっぱりとしたナポリタンを作ります。トマトの酸味が加わることで、後味が軽くなり、たくさん食べても飽きにくい仕上がりになります。

また、子どもにも人気のナポリタンだからこそ、たくさんの野菜を入れて栄養バランスをアップさせるのがおすすめです。今回は、玉ねぎ・パプリカ・ズッキーニ・ナス・ピーマンと、彩り豊かで食感も楽しい野菜をたっぷり使います。具材は冷蔵庫にあるものでアレンジ可能なので、お好みの食材でアレンジしてください。

さらに、ナポリタンを大量に作ると麺がパサついたり、もそもそとした食感になりがちですが、今回はその問題も解決できる作り方を紹介します。家庭で作るナポリタンが、最後まで美味しく食べられるコツをしっかり押さえたレシピになっているので、ぜひ試してみてください。

材料(4〜5人分)

  • 玉ねぎ 1個(甘みを出すためにしっかり炒める)
  • パプリカ(赤・黄) 各1個(彩りを良くするために使用)
  • ズッキーニ 1本(食感が柔らかくなるので、子どもにも食べやすい)
  • ナス 2本(油との相性がよく、旨味を吸いやすい)
  • ピーマン 4個(苦味が少なく、全体の味を引き締める)
  • ベーコン 80g(旨味をプラス。ソーセージでも代用可)
  • トマト缶 1缶(ホールよりもカットタイプが使いやすい)
  • パスタ 400g(茹でるときは塩を加える)
  •  適量(味を調整するために使用)
  • 胡椒(お好みで) 適量
  • オリーブオイル 適量(野菜の炒めと仕上げ用)
  • ケチャップ 大さじ6(甘みとコクをプラス)
  • 粉チーズ 適量(仕上げにかけるとコクが増す)

半量で作る場合、トマト缶が余ることがあります。余った場合は蓋をせずに水分を飛ばしながら煮込むと、酸味が強くなるのでケチャップの甘さでバランスを取るのがポイントです。また、トマト缶を入れずに野菜をじっくり炒めてもOK。この場合は、野菜の甘みを引き出すために蓋をして蒸し焼きにすると、より美味しく仕上がります。

作り方

1. 野菜を切って炒める

  • 玉ねぎはくし切りにし、火の通りを均一にするために大きさを揃える。
  • パプリカは細切りにし、食べやすい大きさにする。
  • ズッキーニとナスは半月切りにする。皮が気になる場合は少し剥いてもOK。
  • ピーマンは細切り、ベーコンはお好みの大きさに切る。

フライパンにオリーブオイル大さじ2をひき、中火で玉ねぎから炒める。玉ねぎの甘みを引き出すため、じっくり炒めるのがポイント。その後、パプリカ・ズッキーニ・ナス・ピーマンの順に加え、しんなりするまで炒める。ベーコンを加えてさらに炒める。

2. トマト缶を加えて煮込む

  • 野菜全体に油が回ったら、トマト缶を加えて混ぜる
  • 水分が出るまで弱火で5分ほど煮込む
  • トマト缶がホールタイプの場合は、へたの部分を取り除き、つぶしてから加える
  • 水分が多い場合は、蓋をせずに蒸発させると、味が濃縮されて美味しくなる。

3. パスタを茹でる

  • 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(湯の1%)を加える。
  • パスタを表示時間より1分短めに茹でる(仕上げでソースと絡めるため)。
  • 茹で上がったら、湯をしっかり切る

※大きな鍋で茹でた方が、パスタ同士がくっつきにくくなる。沸騰しすぎると湯の中の澱粉が濃くなり、麺がベタつきやすいので、適度に火加減を調整しながら茹でる。

4. パスタとソースを絡める

  • 茹でたパスタにオリーブオイル大さじ2を絡め、くっつきを防ぐ
  • フライパンにパスタを戻し、ケチャップ大さじ6を加えて全体に馴染ませる
  • ケチャップは一度に入れず、味を見ながら調整するのがポイント。
  • ソースが足りない場合は、茹で汁を少しずつ加えて調整すると、パサつかずしっとり仕上がる。

※ナポリタンを大量に作ると、ケチャップだけで味付けするとパサつくことがあるので、トマト缶の水分や茹で汁をうまく活用する。

5. 仕上げと盛り付け

  • 強火で一度沸騰させて、水分を飛ばす
  • 粉チーズをたっぷりかけて完成!
  • お好みでブラックペッパーを加えたり、バターを少量加えるとコクが出る

まとめ

トマト缶を使うことで、ナポリタンが軽やかに仕上がり、野菜の甘みも引き立つレシピになっています。たくさん作ってもボソボソしにくく、最後まで美味しく食べられるので、ぜひ試してみてください。具材は冷蔵庫にあるものでアレンジ可能なので、そのときどきの食材で自由に楽しめます。

高齢者向けやわらかナポリタン献立|栄養バランスと食べやすさを考えたメニュー

主食:やわらかナポリタン(塩分控えめ&たんぱく質強化)
副菜1:カボチャとヨーグルトのなめらかサラダ(食物繊維・カルシウム補給)
副菜2:豆腐とほうれん草の洋風茶碗蒸し(のどごしが良く、ビタミンD・鉄分補給)

やわらかナポリタン(塩分控えめ&たんぱく質強化)

材料(2人分)

  • パスタ(細めのもの)100g
  • 鶏ひき肉 50g
  • 玉ねぎ 1/4個(みじん切り)
  • パプリカ(赤・黄)各1/4個(薄切り)
  • ナス 1/2本(皮を部分的にむいて薄切り)
  • トマト缶(カットタイプ)1/2缶(200g)
  • ケチャップ 大さじ2
  • すりおろしにんじん 大さじ1
  • オリーブオイル 小さじ1
  • 牛乳 大さじ2
  • 粉チーズ 少々

作り方

  1. 鍋に湯を沸かし、塩を加えずにパスタを表示時間より2分長めに茹でる。茹でたら食べやすい長さにカットする。
  2. フライパンにオリーブオイルを入れ、鶏ひき肉と玉ねぎを炒める。
  3. パプリカ、ナスを加え、さらに炒める。
  4. トマト缶とすりおろしにんじんを加え、弱火で5分煮込む。
  5. ケチャップと牛乳を加え、さらに2分煮る。
  6. 茹でたパスタを加えて混ぜ、器に盛り、粉チーズをふる。

カボチャとヨーグルトのなめらかサラダ(食物繊維・カルシウム補給)

材料(2人分)

  • カボチャ 100g(皮をむいて一口大にカット)
  • プレーンヨーグルト 大さじ2
  • オリーブオイル 小さじ1
  • くるみ(刻む) 小さじ1
  • はちみつ 小さじ1

作り方

  1. カボチャをやわらかくなるまで蒸す。
  2. ボウルにカボチャを入れ、フォークで軽くつぶす。
  3. ヨーグルト、オリーブオイル、はちみつを加えて混ぜる。
  4. 器に盛り、刻んだくるみを散らす。

豆腐とほうれん草の洋風茶碗蒸し(のどごしが良く、ビタミンD・鉄分補給)

材料(2人分)

  • 絹ごし豆腐 100g
  • 卵 1個
  • 牛乳 50ml
  • だし汁 50ml(減塩タイプ)
  • とろけるチーズ 10g
  • ほうれん草(茹でて刻む)10g

作り方

  1. ボウルに卵を溶き、牛乳とだし汁を加えて混ぜる。
  2. 豆腐をなめらかになるまでつぶし、卵液に加える。
  3. ほうれん草とチーズを加えて混ぜる。
  4. 耐熱容器に入れ、蒸し器で10分ほど蒸す(または電子レンジ600Wで3分加熱)。
  5. 固まったら取り出し、粗熱をとる。

献立のポイント

  • 塩分を控えながらも、食材の甘みや旨味を活かして味を整える。
  • パスタは細めのものを使用し、柔らかめに茹でて食べやすくする。
  • たんぱく質を補うために鶏ひき肉を使用し、豆腐やチーズを副菜に組み合わせる。
  • ビタミンや鉄分を補うために、ほうれん草やナスを活用し、栄養バランスを向上。
  • 口当たりが良く、噛みやすい食材や調理法を意識している。

ナポリタンを主食にしながらも、栄養バランスが整った食事になるように工夫した献立。食感の変化も楽しめるので、飽きずに美味しく食べられる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました