福島の巨大やわらか大葉が主役!ホタルイカ、味噌巻き、しそベーゼも登場
2025年4月26日(土)18時30分から放送された『満天☆青空レストラン』(日本テレビ)では、福島県郡山市で栽培されている特別な大葉が特集されました。出演者はMCの宮川大輔さん、そしてゲストにタイムマシーン3号の山本浩司さんと関太さんが登場。番組では、香り豊かな大葉を使った春らしい絶品料理が紹介され、視聴者の食欲を刺激しました。この記事では、放送内容をもとに、福島の大葉の魅力と紹介されたレシピについて詳しくご紹介します。
福島県の「巨大でやわらかな大葉」とは?
今回取り上げられた大葉は、一般的なものに比べて葉が大きく、厚みがあり、驚くほどやわらかいのが特徴です。品種名は「大高」と呼ばれるもので、成長が早く、発芽からわずか1か月ほどで収穫が可能になります。
大葉は生命の危機を感じると花を咲かせてしまうため、農家の方々は夜間も電球で照らして日照時間をコントロール。さらに、水が不足すると葉が固くなってしまうため、水管理も非常に重要です。収穫時にも力を加えすぎると傷がついてしまう繊細な植物のため、細心の注意を払って手作業で収穫されています。大葉の香り成分「ペリルアルデヒド」は、葉の表面に多く含まれており、強い殺菌作用を持っています。
歴史をさかのぼると、大葉は奈良時代に薬用植物として日本に伝わったと言われており、『本朝食鑑』にも記述が見られます。
豚と大葉のナンプラー炒め
『満天☆青空レストラン』2025年4月26日放送回で紹介された「豚と大葉のナンプラー炒め」は、エスニックな香りと春野菜のうまみが楽しめる一皿です。シンプルな材料で、パパッと作れるのにごちそう感のあるメニューとして紹介されました。ここでは、放送内容をもとに、さらにわかりやすく詳しくまとめます。
まず、使う材料を確認しておきましょう。
■豚と大葉のナンプラー炒めの材料(作りやすい量)
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大葉:20枚(香りを生かすため千切りに)
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豚バラ薄切り肉:120g(2cm幅にカット)
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ナス:3本(いちょう切りにして使います)
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パプリカ(赤):1/4個(食べやすい一口大にカット)
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にんにく:1片(みじん切り)
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レモン:1/6切れ(絞り汁として使用)
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鷹の爪(輪切り):1/2本程度(ピリ辛アクセントに)
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ナンプラー:大さじ1と1/3(エスニックな香りをプラス)
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酒:大さじ1(素材の香りを引き出すために使用)
■豚と大葉のナンプラー炒めの作り方
まず、具材の下ごしらえを進めます。
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大葉は洗って水気を拭き取り、細く千切りにします。仕上げにサッと混ぜるため、準備は最初に。
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豚バラ肉は2cm幅に切り、ナスはいちょう切り、パプリカは一口大にカットします。にんにくも細かくみじん切りにしておきます。
次に、炒めの工程です。
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フライパンを中火で熱し、豚肉を入れて炒め始めます。脂がじんわり出てくるまでしっかり炒めるのがコツです。
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肉から脂が出たら、にんにくと鷹の爪を加えます。ここで香ばしいにんにくの香りと鷹の爪の辛みを油に移します。
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香りが立ってきたら、ナスとパプリカを加えて炒めます。ナスは油を吸いやすいので、全体に油をなじませるように手早く炒めることが大切です。
次に、調味料を加えます。
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ナスがしんなりしてきたタイミングで、酒を加えます。さらにナンプラーを回しかけ、エスニックな風味を全体にまとわせます。
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ここでレモンをぎゅっと絞り、香りと味に爽やかさを加えます。レモンの酸味がナンプラーの独特な香りをまろやかに調整してくれます。
最後の仕上げです。
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火を止めたらすぐに千切りにしておいた大葉を加え、手早く全体に混ぜ込みます。
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大葉は加熱しすぎると香りが飛んでしまうため、火を止めてから加えるのがポイントです。
出来上がった「豚と大葉のナンプラー炒め」は、豚肉のコク、ナスとパプリカの甘み、ナンプラーの旨み、レモンのさっぱり感、大葉の爽やかさが絶妙にバランスした一品です。ごはんにもよく合い、ビールのおつまみにもぴったり。春から夏にかけての食卓にぜひ取り入れたいレシピです。
大葉の明太子漬け丼
『満天☆青空レストラン』2025年4月26日放送回では、大葉の香りと明太子の旨みをたっぷり味わえる「大葉の明太子漬け丼」が紹介されました。シンプルな材料で簡単に作れるのに、手間をかけたような奥深い味わいが楽しめる、春にぴったりの丼メニューです。ここでは放送内容をもとに、具体的にわかりやすくご紹介します。
まずは材料をしっかりそろえましょう。
■大葉の明太子漬け丼の材料(4人分)
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大葉(漬け用):16枚(しっかり洗って水気を拭き取る)
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辛子明太子:150g(薄皮を除いて使います)
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にんにく:大1片(すりおろして香りを引き出す)
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醤油こうじ:大さじ4(まろやかな塩味をプラス)
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醤油:小さじ1程度(風味付けに)
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かつおだし:80cc(しっかり冷ましておきます)
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ゴマ油:少々(香り付け用)
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大葉(飾り用):10枚(千切りにします)
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ごはん:4杯(温かいものを用意)
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卵黄:4個(トッピング用)
■大葉の明太子漬け丼の作り方
最初に、漬けダレを作る準備をします。
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明太子は薄皮を丁寧に取り除き、中身だけを使うことでなめらかな食感に仕上がります。
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にんにくはすりおろして、香りをしっかり立たせます。
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ボウルに明太子、すりおろしにんにく、醤油こうじ、醤油、かつおだし、ゴマ油を加え、よく混ぜ合わせます。ここでしっかり混ぜることで、タレに一体感が生まれます。
次に、大葉を漬け込みます。
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出来上がったタレに、大葉を一枚一枚丁寧にくぐらせながら漬け込みます。
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大葉全体にタレがなじむように並べていき、最低でも3時間以上冷蔵庫で漬け込みます。じっくり漬けることで、大葉に明太子の旨みがしみ込みます。
いよいよ盛り付けです。
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器に温かいごはんをふんわりと盛りつけます。
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その上に、タレに漬けた大葉をのせ、さらに明太子もたっぷり乗せます。
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最後に、卵黄を中央にそっと落とし、千切りにした大葉をトッピングします。
完成した「大葉の明太子漬け丼」は、明太子の濃厚な旨みと大葉の爽やかな香りが絶妙にマッチし、卵黄を絡めて食べればさらにまろやかでコクのある味わいに変化します。ごはんが何杯でも食べられそうな、至福の春丼ができあがります。
冷蔵庫でしっかり漬け込む時間を確保すれば、作業自体はとても簡単なので、忙しい日にもぴったりのごちそうレシピです。ぜひご家庭でもお試しください。
無限大葉でホタルイカ
『満天☆青空レストラン』2025年4月26日放送回では、春の旬食材ホタルイカを使った「無限大葉でホタルイカ」が紹介されました。簡単に作れるのに、香り豊かで箸が止まらない絶品おつまみです。ここでは、番組で紹介された内容をもとに、具体的に詳しくまとめます。
まずは材料を確認して、下準備を進めましょう。
■無限大葉でホタルイカの材料(作りやすい量)
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大葉:10枚(千切りにして香りを引き立てます)
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しょうが:5g(みじん切りにして爽やかなアクセントに)
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EXVオリーブオイル:大さじ1と1/2(香りとコクをプラス)
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粗挽きブラックペッパー:少々(ピリッとした刺激を)
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ホタルイカ(ボイル):100g(ボイル済みを使用)
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塩昆布:5g(旨みを引き立てます)
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めんつゆ(3倍希釈用):小さじ1(全体の味付け用)
■無限大葉でホタルイカの作り方
最初に、ホタルイカの下ごしらえをします。
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ボイル済みのホタルイカを用意し、余分な水分があれば軽く拭き取ります。味がぼやけないようにするため、ここは丁寧に。
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ホタルイカに塩昆布とめんつゆを加え、全体を優しく和えます。塩昆布の旨みとめんつゆの甘じょっぱさがホタルイカに絡み、これだけでも充分おいしい下味が完成します。
続いて、大葉としょうがの香りソースを作ります。
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大葉は洗って水気を拭き取り、細かい千切りにします。大葉は叩かず優しく切ることで、香りを逃がさずに活かします。
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しょうがは細かくみじん切りにして、大葉と一緒にボウルに入れます。
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そこにEXVオリーブオイルを加え、粗挽きブラックペッパーもふりかけ、全体をよく混ぜ合わせます。オリーブオイルのコクが加わることで、大葉としょうがの香りがさらに広がります。
仕上げに盛り付けです。
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器に先ほど和えたホタルイカをふんわりと盛り付けます。
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その上から、大葉としょうがを混ぜた香りソースをたっぷりとのせます。
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大葉の爽やかさ、しょうがの辛み、オリーブオイルのコク、ブラックペッパーのピリッとした刺激が一口ごとに感じられる贅沢な一品が完成します。
「無限大葉でホタルイカ」は、名前の通り、食べ始めたら止まらなくなるおいしさです。冷たい白ワインや日本酒のお供にもぴったりな、大人のための春レシピ。少ない材料で手軽に作れるので、ぜひ旬のホタルイカが手に入ったらチャレンジしてみてください。
大葉の味噌巻き
『満天☆青空レストラン』2025年4月26日放送回では、福島県の伝統的な味わいを楽しめる「大葉の味噌巻き」が紹介されました。甘辛い味噌と大葉の香りが絶妙に合わさった、昔ながらのおやつやおつまみとして親しまれている一品です。ここでは放送内容をもとに、作り方を詳しくまとめます。
まずは材料を揃えましょう。
■大葉の味噌巻きの材料(作りやすい量)
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大葉(青じそ):10~15枚程度(巻きやすいサイズを選びます)
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味噌:50g(コクのあるタイプがおすすめ)
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三温糖:50g(まろやかな甘みを加えます)
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ドライパン粉:10g(味噌のまとまりをよくします)
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水:小さじ2程度(練りやすくするために加えます)
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一味唐辛子:少々(ピリッとした辛みをプラス)
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サラダ油:適量(揚げ用)
■大葉の味噌巻きの作り方
まずは味噌だねを作る準備から始めます。
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フライパンに、味噌、三温糖、ドライパン粉、水、一味唐辛子を加え、火にかける前に軽く混ぜ合わせます。最初にしっかりなじませておくと、加熱後もムラなく仕上がります。
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これを弱火にかけ、焦がさないようにゆっくり練りながら加熱します。三温糖が溶けて全体がしっとりまとまってきたらOK。フツフツと小さな泡が出始めたら火を止めましょう。
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味噌だねが完成したら、オーブンシートを敷いたバットに広げて冷まします。広げることで粗熱が早く取れ、巻きやすくなります。
次に、大葉の準備をします。
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大葉は軸を除き、巻きやすいようにしておきます。
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冷めた味噌を大葉の端に適量のせ、くるくるときっちり巻き上げます。巻くときは力を入れすぎず、ふんわりとまとめるのがポイントです。
巻き終わったら、揚げる準備です。
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3巻きずつ爪楊枝でまとめて刺し、バラバラにならないようにします。
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フライパンに多めのサラダ油を熱し、中温(170℃程度)にします。
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まとめた大葉の味噌巻きを油に入れ、大葉が鮮やかな緑色に変わり、表面がパリッとするまで揚げます。
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揚げ終わったら、しっかり油を切って完成です。
揚げたての「大葉の味噌巻き」は、外側の大葉がパリッと香ばしく、内側の甘辛い味噌がとろっと広がる絶妙なコントラストが楽しめます。ご飯のお供にも、おやつやおつまみにもぴったりの一品。素朴なのにやみつきになる福島の伝統の味を、ぜひご家庭でも味わってみてください。
番組最後は絶品「しそベーゼパスタ」で乾杯!
『満天☆青空レストラン』2025年4月26日放送回では、春の香りたっぷりの「しそベーゼパスタ」が紹介されました。イタリアンのジェノベーゼを、日本ならではの大葉を使った和風アレンジで楽しめるレシピです。作り方もシンプルなので、家庭でも手軽に挑戦できます。
まずは材料をしっかり確認してから作り始めましょう。
■しそベーゼパスタの材料(4人分)
【大葉のジェノベーゼソース用】
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大葉(適量、後でまとめて攪拌)
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にんにく(適量、皮をむいて軽く刻む)
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オリーブオイル(適量)
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塩(適量)
【パスタ用】
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大葉のジェノベーゼソース:120g
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粉チーズ:20g
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塩:適量(味を見ながら調整)
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パスタ(スパゲッティ):320g
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桜エビ:20g
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松の実:適量
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大葉(トッピング用):20枚(千切りにして使う)
■しそベーゼパスタの作り方
まず、大葉のジェノベーゼソースを作ります。
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大葉は丁寧に洗い、水気をしっかり拭き取ることがポイントです。水分が残っているとソースの仕上がりに影響するため、ここは丁寧に。
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にんにくは皮をむき、香りが立つように軽く刻みます。
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これらの材料をフードプロセッサーに入れ、なめらかになるまで攪拌します。オリーブオイルと塩も加え、全体が一体化するようによく混ぜます。
次に、しそベーゼパスタを作っていきます。
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鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を加えてパスタ(スパゲッティ)を茹でます。表示時間より少し早めにあげると、もちもち食感に仕上がります。
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茹で上がったパスタは湯をしっかり切り、熱いうちにボウルに移します。
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すぐにジェノベーゼソースと粉チーズを加え、手早く和えることが重要です。冷める前に和えることで、パスタにしっかりソースが絡みます。
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味をみて、必要に応じて塩で調整します。塩気は控えめにして、大葉の香りを引き立てるのがポイントです。
最後に盛り付けです。
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皿にパスタをふんわりと盛り付けます。
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トッピングとして、桜エビを散らし、松の実を適量ふりかけます。さらに千切りにした大葉をたっぷりのせて仕上げます。
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桜エビの香ばしさと大葉の爽やかさ、松の実のコクが一体となった贅沢な春パスタが完成します。
出来上がった「しそベーゼパスタ」は、大葉の風味が口いっぱいに広がり、桜エビの香りがアクセントになった華やかな一皿です。シンプルながら、ひとつひとつの素材の力が生きており、春にぴったりの爽やかな味わいが楽しめます。家庭でもぜひ再現してみてください。
福島の大葉はどこで手に入る?
今回紹介された福島産の大葉は、地元直売所やオンライン通販でも取り扱われています。興味を持った方は、ぜひチェックしてみてください。春の食卓を豊かに彩る、香り高い大葉を取り入れて、家庭でも絶品レシピを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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