【3種類の麺でアレンジ冷やし麺】
2025年6月1日(日)に放送されたテレビ東京系『男子ごはん』では、栗原心平さんが「3種類の麺でアレンジ冷やし麺」をテーマに、暑い夏でも食欲をそそる冷たい麺レシピ3品を紹介しました。毎年この季節になると定番となる冷やし麺ですが、今回は「中華麺」「そば」「うどん」という異なる麺を使って、それぞれに個性ある味わいと工夫が詰まった料理が登場しました。すべての料理は家庭で手軽に作れるのが特徴で、栄養バランスや彩りにも配慮されており、食卓の主役になること間違いなしのアレンジ麺ばかりです。それぞれの特徴や調理ポイントを、詳しくまとめてご紹介します。
ツナごまだれ冷やし中華|香ばしいごまだれとツナのコクが決め手
最初に紹介されたのは、中華麺を使った「ツナごまだれ冷やし中華」。冷たい中華麺に、白練りごまとしょうゆをベースにした特製だれをかけ、その上にツナ・にんにく・刻みニラをのせるという構成です。一般的な冷やし中華よりもシンプルな具材ですが、ツナの旨みとにんにくの風味、ごまのまろやかさが絶妙にマッチし、パンチがありながらも食べやすい仕上がりになっています。
●材料(2人分)
・中華麺(ちぢれ麺)…2玉
・ツナ缶(大)…1缶(約150g)
・ニラ…1/4束(約20g)
・にんにく…2片
・だし汁…200cc
・白練りごま…大さじ3
・しょうゆ…大さじ2
●作り方
・ニラは細かく刻み、にんにくはみじん切りにします
・だし汁・白練りごま・しょうゆをよく混ぜてごまだれを作ります
・中華麺を表示通りにゆでた後、冷水で洗ってしっかり水気を切ります
・器にごまだれを入れ、麺を盛りつけます
・その上ににんにく、缶汁を切ったツナ、刻みニラを順にのせます
ポイント: 練りごまはダマにならないようにだし汁と少しずつ混ぜ、麺に均一に絡むように仕上げます。ツナは缶の油をよく切ることで味が濃くなりすぎず、バランスが取れます。
刻み揚げと薬味のあんかけそば|冷たくてとろみのあるあんが新鮮
次に紹介されたのは「刻み揚げと薬味のあんかけそば」。そばは乾麺を使用し、上にのせるのは甘辛く煮た油揚げと、冷たく冷やしたあんかけだれ。さらに、みょうが、大葉、万能ねぎといった香味野菜をたっぷり混ぜた薬味を加えることで、風味豊かに仕上がります。冷やし麺にあんかけという組み合わせは一見意外ですが、ひんやりとしたのど越しととろみの食感が調和し、夏にぴったりの優しい味わいが楽しめます。
●材料(2人分)
・そば(乾麺)…200g
・油揚げ…2枚
・水…200cc
・めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ2
・酒…大さじ1
・片栗粉・水…各小さじ2/3(とろみ用)
・万能ねぎ…6本
・みょうが…2個
・大葉…10枚
・刻みのり…適量
・オリーブ油…大さじ1
●作り方
・油揚げを2cm角に切り、水・めんつゆ・酒を加えて中強火で5〜6分煮ます
・片栗粉と水をよく混ぜてとろみをつけ、粗熱が取れたら冷蔵庫で30分冷やします
・万能ねぎは小口切り、みょうが・大葉はみじん切りにしてボウルで混ぜます
・そばをゆでて流水でよく冷やし、水気を切って器に盛ります
・冷やしたあんをかけ、薬味をのせ、オリーブ油を回しかけて刻みのりをふります
ポイント: とろみをつけたあんは、完全に冷ましてから使うのが重要です。熱いままだとそばの食感が損なわれてしまいます。香味野菜は食べる直前に切ることで、香りがしっかり残ります。
エスニックカレーつけうどん|香菜とナンプラーが香るスパイシー麺
最後に紹介されたのは「エスニックカレーつけうどん」。ナスや豚バラ、玉ねぎなどの具材を炒め、カレー粉とナンプラー、鶏がらスープで煮込んで作ったつけだれは、アジアンな香りと旨みが凝縮された一杯です。冷たいゆでうどんに、この温かくてスパイシーなつけだれを合わせることで、涼しさと刺激のバランスがとれたエスニックな食体験が味わえます。
●材料(2人分)
・うどん(乾麺)…160g
・豚バラ薄切り肉…100g
・ナス…1本
・玉ねぎ…40g
・にんにく…1片
・香菜(パクチー)…5g
・バジル…5g
・オリーブ油…大さじ1
・水…300cc
・酒…大さじ1
・鶏がらスープの素(半練り)…小さじ1
・カレー粉・ナンプラー…各大さじ1
・塩…小さじ1/3
・一味唐辛子(お好みで)
●作り方
・ナスは大きめのひと口大、玉ねぎは5mm厚、にんにくは縦半分に切ります
・香菜とバジルはみじん切りにします。豚バラはひと口大にします
・鍋にオリーブ油を熱し、ナスを中火で炒めます
・ナスに油がなじんだら豚肉を加え、色が変わったら玉ねぎとにんにくを加えて炒めます
・水と酒を加えて沸騰させ、蓋をして中弱火で5分煮ます
・鶏がらスープの素・カレー粉・ナンプラーを加えてさらに5分煮て、塩で味を調えます
・香菜とバジルを加えたらつけだれの完成です
・うどんは表示通りにゆで、冷水でしめて器に盛ります
・つけだれを小鉢によそい、好みで一味唐辛子を添えます
ポイント: 香菜とバジルは仕上げに加えることで香りが引き立ち、ナンプラーの風味とバランスが取れます。ナスはしっかり炒めることで食感がとろけ、カレーだれに自然なとろみが生まれます。
おわりに
今回の『男子ごはん』は、暑い季節にぴったりの冷たい麺アレンジを3品紹介する内容でした。それぞれの料理が異なる麺の個性や地域の味の特色を生かして作られており、バリエーション豊かな仕上がりです。ごまだれの香ばしさ、冷たいあんのとろみ、スパイスとハーブの刺激など、どれも家庭で挑戦しやすく、飽きずに楽しめる内容でした。ぜひ、これからの季節の献立に取り入れてみてください。
放送の内容と異なる場合があります。
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