はじめに
2025年1月14日放送のフジテレビ系【ノンストップ】では、こんにゃく料理研究家の和田久美さんが「こんにゃく入り羊羹」のレシピを紹介しました。板こんにゃくを使ったユニークな和菓子で、まるでナタデココのような食感が楽しめます。寒天とあんこの甘さの中に、こんにゃくのぷるぷるとした食感がアクセントとなり、見た目にも美しい一品です。こんにゃくを活用したことで、低カロリーでヘルシーなのに満足感のある和スイーツに仕上がっています。
こんにゃく入り羊羹の材料(作りやすい量)
- 板こんにゃく(白) 1枚(臭みが少なくデザート向けの白こんにゃくを使用)
- あんこ(こしあん・つぶあん) 400g
- 粉寒天 4g
- 塩 少々(甘さを引き立てる役割)
- 水 350mL
こんにゃく入り羊羹の作り方
- 1. こんにゃくの下準備
板こんにゃくは流水でしっかり洗い、独特の臭みを落とします。沸騰したお湯で1分ほど下茹でしてからザルに上げて水気を切ります。5mm角のサイコロ状にカットし、ナタデココのような食感を目指します。 - 2. 寒天液を作る
鍋に水350mLを入れて中火にかけ、粉寒天4gを加えて混ぜながら加熱します。寒天は完全に溶けるまでしっかり加熱し、1〜2分間沸騰させ続けるのがポイントです。 - 3. あんことこんにゃくを加える
寒天液が溶けたら、400gのあんこを加え、ヘラでよく混ぜ合わせます。次にカットしたこんにゃくを加えて、均一に混ざるようにします。 - 4. 塩を加える
仕上げに塩少々を加えて混ぜます。塩を加えることで甘さが引き立ち、味に深みが出ます。 - 5. 型に流し入れて冷やす
火を止めたら、準備しておいた型に流し入れます。こんにゃくが自然に浮かび上がり、層のような美しい見た目になります。粗熱が取れたら冷蔵庫で2〜3時間冷やし固めます。 - 6. カットして仕上げる
しっかり固まったら、お好みのサイズにカットして器に盛り付けて完成です。透明なガラス皿に盛り付けると、美しい層がより引き立ちます。
こんにゃく入り羊羹を美味しく仕上げるコツ
- こんにゃくの臭み取り: しっかり洗って下茹ですることで、独特の臭みが消えます。
- 寒天の完全溶解: 寒天はしっかり加熱しないと固まらないため、必ず沸騰させて1〜2分以上加熱するのがポイントです。
- 甘さの調整: あんこの甘さが強い場合は、無糖の寒天液を増やして調整するとよいでしょう。
- 塩の役割: 塩は隠し味程度に少量でOKです。多すぎると塩辛くなるので注意してください。
保存方法と賞味期限
- 冷蔵保存: 冷蔵庫で密閉容器に入れ、3日以内に食べきるのが理想です。
- 冷凍保存: 冷凍には適していません。こんにゃくが水分を含むため、食感が変わりやすくなります。
- 常温保存: 常温での長時間保存は避け、必ず冷蔵庫で保管してください。
栄養バランスと健康効果
- 低カロリー: こんにゃくは100gあたり約5〜10kcal程度と非常に低カロリー。
- 食物繊維: こんにゃくにはグルコマンナンが豊富に含まれ、腸内環境の改善や便秘予防に効果的。
- 寒天: 寒天にも食物繊維が豊富で、腸内を整えつつ腹持ちが良くなる効果があります。
- 塩分: 塩分控えめで甘さを引き立たせる工夫をしています。
アレンジのアイデア
- 抹茶風味: あんこに抹茶パウダーを混ぜて爽やかな風味に。
- コーヒー羊羹: 寒天液にコーヒーエッセンスを加えた大人の味わい。
- 栗入り羊羹: こんにゃくと一緒に刻んだ栗の甘露煮を加えて季節感を演出。
- 黒糖風味: あんこの代わりに黒糖液で作り、沖縄風の仕上がりに。
こんにゃく入り羊羹の魅力
- ヘルシー: 低カロリーで食物繊維が豊富なため、ダイエット中のおやつにもおすすめ。
- 満足感: こんにゃくのぷるぷる食感とあんこの甘みで満足感が得られる。
- 美しい見た目: こんにゃくが自然に層になるため、見た目にも上品でおもてなしにも適しています。
高齢者向け「こんにゃく入り羊羹」分量と工夫|塩分控えめ・食べやすいレシピ
しげゆき
高齢者の1回の食事量の目安(エネルギー約400〜500kcal、塩分2g以下、たんぱく質20g前後)を基準に、「こんにゃく入り羊羹」を塩分控えめで食べやすく調整しました。
【材料(1人分・高齢者向け)】
- 板こんにゃく(白) 1/2枚(約100g)
- あんこ(こしあん・つぶあん) 200g(砂糖控えめタイプ推奨)
- 粉寒天 2g
- 塩 ひとつまみ(0.3g以下)
- 水 250mL
【エネルギー・栄養バランス(1人分)】
- エネルギー:約180kcal
- たんぱく質:約3g
- 脂質:0.5g未満
- 塩分:約0.3g
- 食物繊維:約5g
【食べやすさと塩分控えめの工夫】
- 塩分を最小限に → 塩は甘さを引き立たせる程度の微量に調整。
- あんこの選び方 → 砂糖控えめまたは無糖のあんこを使用し、塩分・糖分の両方をカット。
- こんにゃくのカット工夫 → 5mm角からさらに3mm角程度に小さくカットし、飲み込みやすく調整。
- 寒天の量調整 → 粉寒天を減らして柔らかめの仕上がりにすることで食べやすくしました。
【作り方】
- こんにゃくの下処理
板こんにゃくを流水でしっかり洗い、臭みを取り除く。さらに沸騰した湯で1分ほど下茹でし、ザルに上げて冷ます。3mm角に細かくカットしておく。 - 寒天液の準備
鍋に水250mLを入れて中火にかけ、粉寒天2gを加えてしっかり溶かす。沸騰後、1〜2分間加熱し続け、寒天を完全に溶かす。 - あんことこんにゃくを加える
火を弱め、あんこ200gとカットしたこんにゃくを加える。全体をヘラで優しく混ぜ合わせ、均一に馴染ませる。 - 塩を加えて味を整える
仕上げに塩ひとつまみを加え、甘さを引き立たせる。 - 型に流し入れ冷やす
火を止め、用意した型に流し入れる。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、2〜3時間冷やし固める。 - カットして盛り付け
固まったら、食べやすいひと口サイズにカットして完成。
【ポイント】
- こんにゃくを細かくカットし、柔らかくすることで食べやすくしています。
- 塩分を抑え、あんこの甘さだけで十分な味わいを実現しています。
- 寒天量を減らして、柔らかく飲み込みやすい仕上がりにしています。
【保存方法】
- 冷蔵保存: 密閉容器に入れて冷蔵庫で3日以内に消費。
- 冷凍保存: 不向き(こんにゃくの食感が変わるため)。
【まとめ】
今回の【ノンストップ】で紹介された「こんにゃく入り羊羹」を高齢者向けに塩分控えめ、食べやすい仕上がりにアレンジしました。カロリーも控えめで、食物繊維豊富なヘルシーデザートです。
まとめ
今回の【ノンストップ】では、和田久美さんが「こんにゃく入り羊羹」のレシピを紹介しました。板こんにゃくをナタデココのように活用し、低カロリーでヘルシーなのに満足感のある和菓子に仕上がっています。寒天の優しい甘さとこんにゃくの独特の食感が絶妙にマッチした一品ですので、ぜひご家庭でお試しください。
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