アジと新じゃがのねぎ塩炒めのレシピ!笠原将弘【3月4日】
2025年3月4日の「ノンストップ」では、「賛否両論」のオーナーシェフ・笠原将弘さんが登場し、アジと新じゃがのねぎ塩炒めのレシピを紹介しました。アジの干物の旨味がたっぷり染み込み、ホクホクの新じゃがと絡み合う絶品おかずです。ねぎ塩の風味がアクセントになり、さっぱりとしながらも食べ応えのある仕上がり。家庭にある食材で簡単に作れるのも嬉しいポイントです。
今回のレシピでは、フライパン一つで手軽に作れるのに、プロの技が光る味わいが楽しめます。特に、新じゃがの下処理やアジの干物の活かし方など、普段の料理にも役立つコツが満載です。ご飯にも、お酒のおつまみにもぴったりな一品なので、ぜひ試してみてください。
材料(4人分)
主な食材
- アジの干物 大2枚(塩気が強い場合は軽く洗う)
- 新じゃがいも 4個(小さめのものを使用)
- 万能ねぎ 10本(風味を出すためにたっぷりと使用)
- エリンギ 2本(食感のアクセントに)
調味料A(アジの下処理用)
- 酒 大さじ4(臭みを消し、ふっくら蒸し上げるため)
- 水 大さじ4
調味料B(味付け用)
- 酒 大さじ2(香りとコクをプラス)
- みりん 大さじ2(甘みと照りを出す)
- 水 大さじ2(全体をしっとり仕上げる)
- 塩 小さじ1/2(アジの塩分を考慮し、調整)
仕上げ用
- 粗びき黒こしょう 少し(ピリッと味を引き締める)
- レモン(くし形切り) 1/2個(さっぱりとした風味をプラス)
- サラダ油 大さじ3(万能ねぎをじっくり炒めるため)
作り方
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アジの干物をふっくら仕上げる
- フライパンにアジの干物を入れ、【A】の酒と水を回しかける。
- 蓋をして中火で2~3分蒸し焼きにし、しっとりと仕上げる。
- 粗熱が取れたら、骨を取り除いて身をほぐす。
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新じゃがを下茹でしてホクホクに
- じゃがいもは皮付きのまま大きめの一口大に切る。
- 鍋に水とじゃがいもを入れ、竹串がスッと通るくらいまで茹でる(約10分)。
- 湯を切り、表面の水分をしっかり飛ばすことで、味が絡みやすくなる。
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野菜の準備
- 万能ねぎは小口切りにする(仕上げ用に少し取っておく)。
- エリンギは手で裂くか、ひと口大に切る。
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ねぎの香りを引き出す
- フライパンにサラダ油を入れ、万能ねぎを弱火でじっくり炒める。
- 焦がさないようにしながら、ねぎの甘みと香りを引き出すのがポイント。
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具材を加えて炒める
- ほぐしたアジ、新じゃが、エリンギを加え、全体を炒め合わせる。
- 【B】の調味料(酒・みりん・水・塩)を加え、具材にしっかり絡める。
- 中火で加熱し、全体がとろっとしたら火を止める。
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仕上げ
- 器に盛り、黒こしょうを振り、レモンを添えて完成。
- 仕上げに万能ねぎを散らすと、彩りもアップ。
美味しく作るためのポイント
- アジの干物は蒸してから使う
そのまま焼くとパサつきやすいので、酒と水で蒸してふっくら仕上げるのがコツ。 - じゃがいもは皮付きのまま調理
皮を残すことで、ホクホク感と香ばしさがアップし、食感も楽しめる。 - ねぎをしっかり炒めて甘みを引き出す
弱火で炒めることで、ねぎの甘さが引き立ち、全体の味に深みが出る。 - 黒こしょうとレモンで味を引き締める
最後に黒こしょうを振り、レモンを絞ることで後味さっぱり。
まとめ
アジの干物の旨味が染み込んだ、新じゃがとの相性抜群な炒め物。ねぎ塩の香ばしさが食欲をそそり、ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりです。フライパン一つで簡単に作れるので、忙しい日の夕食にも最適。旬の新じゃがを使うことで、春らしい味わいを楽しめるのも魅力です。
高齢者向け!栄養バランスを考えたアジと新じゃがのねぎ塩炒めの献立

高齢者にとって大切なのは、食べやすさ・栄養バランス・塩分控えめの3つ。今回の献立では、アジの干物の塩分を調整し、じゃがいもはしっとり仕上げ、噛みやすい副菜を組み合わせることで、高齢者にも食べやすい内容にしました。主菜のねぎ塩炒めに加え、不足しがちな栄養素を補える副菜2品を考えました。
献立内容
- メイン:アジと新じゃがのしっとりねぎ塩蒸し
- 副菜①:にんじんとひじきのやわらか卵とじ
- 副菜②:豆乳とさつまいものやさしいポタージュ
メイン:アジと新じゃがのしっとりねぎ塩蒸し
材料(2人分)
- アジの干物…1枚(塩抜きのため、軽く湯通しする)
- 新じゃがいも…2個(皮をむいてやわらかく蒸す)
- 長ねぎ…1/2本(みじん切り)
- えのき…1/2袋(細かく刻む)
- ごま油…小さじ1
- だし汁…100ml(昆布と鰹節でとったものが理想)
- 酒…大さじ1
- しょうゆ…小さじ1/2
- 片栗粉…小さじ1(とろみをつけて飲み込みやすくする)
作り方
- アジの干物は湯通しして塩分を落とし、骨を取ってほぐす。
- じゃがいもは蒸してやわらかくし、食べやすい大きさに切る。
- フライパンにごま油をひき、長ねぎ・えのきを炒める。
- だし汁、酒、しょうゆを加えて煮立たせ、アジとじゃがいもを加えて蒸し焼きにする。
- 片栗粉を同量の水で溶いて加え、とろみをつけたら完成。
ポイント
- アジの塩分を控えるため湯通しする。
- じゃがいもを蒸してしっとり仕上げる。
- とろみをつけて飲み込みやすくする。
副菜①:にんじんとひじきのやわらか卵とじ
材料(2人分)
- にんじん…1/2本(千切り)
- ひじき(乾燥)…5g(水で戻す)
- 卵…1個
- だし汁…50ml
- しょうゆ…小さじ1/2
- みりん…小さじ1
- ごま油…小さじ1
作り方
- にんじんはやわらかくなるまで茹でる。
- フライパンにごま油を熱し、ひじきとにんじんを炒める。
- だし汁、しょうゆ、みりんを加えて煮る。
- 溶き卵を回し入れ、ふんわり固まったら火を止める。
ポイント
- にんじんはしっかり茹でて食べやすくする。
- 卵でふんわりまとめることで飲み込みやすくする。
副菜②:豆乳とさつまいものやさしいポタージュ
材料(2人分)
- さつまいも…1/2本(皮をむいて薄切り)
- 玉ねぎ…1/4個(薄切り)
- 豆乳…200ml(無調整のもの)
- 水…100ml
- コンソメ…小さじ1/2(減塩タイプ)
- オリーブオイル…小さじ1
- こしょう…少々
作り方
- さつまいもと玉ねぎを鍋に入れ、水を加えてやわらかくなるまで煮る。
- 火を止め、粗熱を取ったらミキサーでなめらかにする。
- 鍋に戻し、豆乳とコンソメを加えて温める。
- 仕上げにオリーブオイルを加え、こしょうを振ったら完成。
ポイント
- さつまいもで自然な甘みを出し、砂糖は不使用。
- 豆乳を使うことで牛乳よりも消化が良く、まろやか。
- とろみのあるポタージュで飲み込みやすい。
この献立では、アジの干物を使いつつ、塩分を控えめに調整し、高齢者に必要な栄養素をバランスよく摂れるよう工夫しました。主菜のアジと新じゃがのねぎ塩蒸しは、旨味を活かしながらしっとり仕上げ、副菜①のひじきの卵とじで鉄分・カルシウムを補給。副菜②のさつまいものポタージュでビタミン・食物繊維を摂り、食べやすさにも配慮しました。
栄養バランスが良く、塩分を控えながらも満足感のある献立なので、ぜひ試してみてください。
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