はじめに
2025年1月15日のNHK【きょうの料理】では、大原千鶴さんが「おいなりさん」のレシピを紹介しました。甘辛く煮含めた油揚げに、ちりめんざんしょうと白ごま入りのすし飯を詰め込んだ風味豊かな一品です。すし酢の酸味と甘み、ちりめんざんしょうの香りとピリッとした風味が絶妙にマッチし、何個でも食べられる美味しさです。関東風に長方形の油揚げで俵形にしても美味しく仕上がります。
おいなりさんの材料(2人分)
- 油揚げのふくめ煮(三角形のもの):6切れ
- 米:180ml(1合)
- 昆布(3cm四方):1枚
- すし酢
- 米酢:40ml
- 砂糖:大さじ2
- 塩:小さじ1/2
- ちりめんざんしょう(市販):大さじ2
- 白ごま:小さじ1
- 紅しょうが(薄切り):適宜
おいなりさんの作り方・レシピ
- 米を炊く
米を洗って水気を切り、炊飯器に入れる。1合の目盛りより少なめに水を注ぎ、昆布をのせて少し固めに炊く。 - すし酢の準備
米酢(40ml)、砂糖(大さじ2)、塩(小さじ1/2)を混ぜ合わせ、すし酢を作っておく。 - すし飯を作る
炊き上がったご飯から昆布を取り除き、ボウルに移す。すし酢をふりかけ、しゃもじで切るように混ぜて酢飯を作る。 - 具材を混ぜ込む
すし飯の粗熱が取れたら、ちりめんざんしょう(大さじ2)と白ごま(小さじ1)を加え、全体を優しく混ぜる。6等分にし、三角形に握る。 - 油揚げのふくめ煮に詰める
三角形の油揚げのふくめ煮を優しく広げ、すし飯を詰める。詰めすぎると破けやすいので注意しながら、ふっくらとした形に整える。 - 盛り付け
器に盛り付け、あれば紅しょうがを添えると彩りがよく、さっぱりとしたアクセントに。
美味しく作るポイント
- 米の炊き加減:すし飯用なので水は少なめで炊き、固めの仕上がりにする。
- 油揚げの下処理:余分な油を落とすため、しっかり湯通ししてから煮含めることで味が染みやすくなる。
- すし酢のコツ:すし酢は温かいうちにご飯に混ぜ、均一に味を馴染ませる。
- ちりめんざんしょうの活用:香りと食感がアクセントになり、シンプルなおいなりさんに奥行きをプラス。
アレンジ例
- 関東風アレンジ:長方形の油揚げを使って俵型に成形。
- 野菜入り:酢れんこんや刻んだ人参を加えて彩りアップ。
- 七味唐辛子:ピリ辛風味をプラスして味の変化を楽しむ。
高齢者向けおいなりさん(2人分)
1回の食事量の目安(高齢者向け)
エネルギー:300~400kcal
たんぱく質:8~12g
脂質:10~15g
塩分:2g以下
材料(2人分)
- 油揚げのふくめ煮(減塩・薄め):6切れ(120g)
- 米:150ml(約0.8合)
- 昆布(3cm四方):1枚
- すし酢
- 米酢:30ml
- 砂糖:大さじ1.5
- 塩:小さじ1/4(減塩タイプ使用)
- ちりめんざんしょう(減塩タイプ):大さじ1
- 白ごま(すりごま):小さじ1
- 紅しょうが(薄切り):適宜
作り方
- 米を炊く
米を洗って水気を切り、炊飯器に入れて昆布をのせる。水は1合の目盛りより少なめにして、少し固めに炊く。 - すし酢の準備
米酢、砂糖、塩を混ぜ合わせ、すし酢を作る。 - すし飯を作る
炊き上がったご飯から昆布を取り除き、温かいうちにすし酢をふりかける。しゃもじで切るように混ぜ、粗熱を取る。 - 具材を混ぜ込む
すし飯の粗熱が取れたら、ちりめんざんしょうと白ごまを加え、全体を優しく混ぜ合わせる。6等分にして三角形に握る。 - 油揚げのふくめ煮に詰める
油揚げのふくめ煮を優しく広げ、すし飯を詰める。ふんわりとした形に整える。 - 盛り付け
器に盛り、紅しょうがを添えて完成。
工夫ポイント
- 油揚げの塩分控えめ:減塩タイプの油揚げ使用で塩分をカット。
- 酢飯の酸味調整:酢は控えめにし、酸味を抑えて食べやすく。
- 食べやすさ配慮:小さめサイズにして一口で食べやすく。
- カルシウム補給:ちりめんざんしょうで不足しがちなカルシウム補給。
- ご飯の量調整:ご飯を控えめにし、糖質の摂取を抑制。
栄養価(推定値:1人前)
- エネルギー:約360kcal
- たんぱく質:約10g
- 脂質:約12g
- 塩分:約1.8g
- 食物繊維:約2g
- カルシウム:約80mg
まとめ
大原千鶴さんの「おいなりさん」は、甘辛く煮含めた油揚げの旨味と、ちりめんざんしょう入りのすし飯の爽やかな風味が絶妙にマッチした一品です。しっかり味が染みた油揚げと、酢飯のさっぱり感が絶妙で、食卓の主役になること間違いなし。お弁当やおもてなし料理としても最適ですので、ぜひご家庭で試してみてください。
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