【笠原将弘の料理のほそ道】昭和の懐かしオムライス!しっかり焼いた卵で包む絶品レシピ

笠原将弘の料理のほそ道

昭和の懐かしい味!笠原流オムライスの作り方

「オムライス」といえば、ふわとろの卵を想像する方が多いかもしれませんが、今回ご紹介するのは昭和の喫茶店や洋食屋で提供されていた、しっかり焼いた卵で包む懐かしのオムライスです。ケチャップの甘酸っぱさとバターのコクが効いたチキンライスを、固めの卵でしっかり包んだ、昔ながらの味わいが特徴です。子どもの頃に食べた懐かしい味を再現してみませんか?笠原将弘さんが紹介する「昭和のオムライス」のレシピを詳しく解説します。

材料(2人前)

チキンライスの具材

  • 鶏もも肉 … 150g(旨味を出すために、もも肉を使用。脂身が気になる場合は取り除く)
  • 玉ねぎ … 1/4個(甘みとコクを加える)
  • 椎茸 … 2枚(香りと旨味をプラス)
  • いんげん … 3本(彩りと食感を良くする)
  • ご飯 … 400g(炊き立てより、少し冷ましたご飯が炒めやすい)

オムライスの卵

  • … 4個(1人前2個)
  • … 少々(卵にほんのり味をつける)
  • 砂糖 … 少々(卵を焼いたときの風味を良くする)

仕上げ用

  • パセリ … 適量(彩りと香りをプラス)
  • バター … 30g(コクを出す)
  • サラダ油 … 小さじ2(卵がくっつかないようにする)

チキンライスの味付け(A)

  • ケチャップ … 大さじ4(甘みと酸味のバランスを取る)
  • 醤油 … 小さじ1/2(コクをプラス)
  • みりん … 小さじ1/2(甘みとツヤを出す)

バターケチャップソース(B)

  • バター … 10g(風味を引き立てる)
  • ケチャップ … 大さじ4(ソースのベース)
  • … 大さじ1.5(コクと深みを加える)

下ごしらえ

  • 玉ねぎと椎茸はみじん切りにする。細かく刻むことで、チキンライスと馴染みやすくなり、食べやすくなる。
  • いんげんは小口切りにし、歯ごたえを残すように大きさを揃える。
  • 鶏もも肉は1cm角に切る。食べたときに程よい食感を楽しめるサイズにするのがポイント。

チキンライスを作る

  1. 鶏肉を炒める
    フライパンにバター(10g)を入れ、中火で溶かす。バターが溶けて香りが立ったら鶏もも肉を加え、塩・コショウ(少々)を振りながら炒める。鶏肉の表面の色が変わるまでしっかり焼くことで、旨味を閉じ込める。
  2. 野菜を加えてさらに炒める
    鶏肉の表面が焼けたら、みじん切りにした玉ねぎ・椎茸・いんげんを加える。再び塩・コショウ(少々)を振り、野菜がしんなりするまで炒める。玉ねぎが透き通り、椎茸の香りが立ってきたら次の工程へ。
  3. ご飯を加えて味付けをする
    フライパンに温かいご飯を加え、木べらでほぐしながら炒める。ここでご飯のダマをしっかり崩すことが、パラッとしたチキンライスを作るコツ。A(ケチャップ、醤油、みりん)を加え、中火で全体をなじませながら炒める。最後に味見をし、必要なら塩・コショウで調整する。

卵を焼いて包む

  1. 卵液を作る
    ボウルに卵(2個)、塩・砂糖(各1つまみ)を入れ、よく混ぜる。砂糖を加えることで、卵が焼けたときに香ばしさが増す。
  2. 卵を焼く
    別のフライパンにサラダ油(小さじ1)とバター(10g)を入れて中火で熱し、溶いた卵を流し入れる。箸やフライパンを軽く回しながら、半熟状に焼くのがポイント。
    ※途中でフライパンを濡れタオルの上に置いて少し冷ますと、焦げる心配がなくなる。
  3. チキンライスを包む
    半熟状になった卵の中央に、作っておいたチキンライスの半量をのせる。端からそっと折りたたむように包み、フライパンを傾けながらお皿に移す。ペーパータオルを使って形を整えると、綺麗なオムライスになる。
  4. もう1人分も同じように作る。

バターケチャップソースを作る

  • 空いたフライパンにB(バター、ケチャップ、酒)を入れ、弱火で混ぜながら加熱する。ケチャップの酸味が飛んで、まろやかでコクのあるソースができる。

仕上げ

  • 作ったソースをオムライスにかけ、パセリを散らせば完成!
  • しっかり焼いた卵と、甘酸っぱいチキンライスが絶妙なバランスの一品。

高齢者向け!食べやすく栄養バランスの良い昭和のオムライス

しげゆき
しげゆき

昭和の懐かしいオムライスを高齢者向けにアレンジしました。しっかり焼いた卵とケチャップたっぷりのチキンライスはそのままに、食べやすさや栄養バランス、塩分量を調整しました。噛む力が弱くなっている方でも無理なく食べられる工夫を取り入れています。

1食あたりの目安(高齢者向け)
エネルギー:約400~450kcal
たんぱく質:約18~22g
塩分:約2.0g以下

● 材料(2人分)

チキンライスの具材

  • 鶏もも肉 … 100g(脂身の少ない部分を使う)
  • 玉ねぎ … 1/4個(みじん切りにして火を通しやすくする)
  • 椎茸 … 1枚(食感を柔らかくするため薄切り)
  • いんげん … 2本(筋を取り除き、柔らかく茹でてから小さく切る)
  • ご飯 … 300g(やわらかめに炊いたものを使用)

オムライスの卵

  • 卵 … 2個(1人1個)
  • 塩 … ひとつまみ(減塩のため最小限に)
  • 砂糖 … ひとつまみ(ほんのり甘さをプラス)

仕上げ用

  • パセリ … 適量(刻んで香りづけ)
  • バター … 15g(減らしてエネルギー調整)
  • サラダ油 … 小さじ1

チキンライスの味付け(A)

  • ケチャップ … 大さじ2(通常の半分で塩分控えめ)
  • 醤油 … 小さじ1/4(香ばしさを出す)
  • みりん … 小さじ1/2(コクをプラス)

バターケチャップソース(B)

  • バター … 5g(風味を残しつつカロリー調整)
  • ケチャップ … 大さじ2(酸味を抑えるため加熱)
  • 酒 … 大さじ1(風味づけ)

● 作り方

  1. 野菜と鶏肉の準備
    玉ねぎと椎茸は細かく刻み、いんげんは柔らかく茹でて小さく切る。鶏もも肉は細かめの1cm角にカット。
  2. チキンライスを作る
    フライパンにバター(5g)を入れて鶏肉を炒める。火が通ったら玉ねぎ・椎茸・いんげんを加えて炒める。ご飯を加え、Aの調味料を混ぜながらさらに炒め、全体がなじんだら火を止める。
  3. 卵を焼く
    ボウルに卵を割り入れ、塩・砂糖を加えて混ぜる。フライパンにサラダ油(小さじ1)を熱し、溶き卵を流し入れて、半熟状になるまで焼く。
  4. チキンライスを包む
    半熟状の卵の中央にチキンライスをのせ、フライパンを傾けて優しく包む。お皿に移し、形を整える。
  5. ソースを作る
    空いたフライパンにBを入れて弱火で加熱し、バターが溶けたら火を止める。オムライスにかけ、仕上げに刻んだパセリを散らす。

● 高齢者向けのポイント

  • ご飯は少しやわらかめに炊く(パサつきを防ぐ)
  • 鶏肉は小さく切る(噛みやすくする)
  • 野菜は柔らかく火を通す(消化しやすくする)
  • ケチャップを減らして塩分控えめに
  • 卵は焼きすぎず半熟でしっとりさせる

昔ながらの味わいを残しながら、食べやすさと健康を考えたオムライスです。ぜひ試してみてください。

まとめ

昭和の喫茶店や洋食屋で親しまれていたオムライス。ふわとろ卵ではなく、バターの香りが広がるしっかり焼いた卵で包むことで、どこか懐かしい味わいになります。チキンライスの味付けも、ケチャップに加えて醤油とみりんを少し加えることで、甘みとコクがアップ。バターケチャップソースをかければ、より贅沢な味わいに仕上がります。家で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください!

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