至高のもつ鍋の作り方|リュウジ流こだわりの濃厚スープで味わう絶品鍋
寒い季節にぴったりの鍋料理の中でも、「もつ鍋」は濃厚な旨味がたっぷりで、スタミナ満点の一品です。今回は、「バズレシピ」のリュウジさんが研究を重ねてたどり着いた「至高のもつ鍋」のレシピを紹介します。
牛モツの旨味を最大限に引き出すスープは、鰹粉や中華だしをベースにしたコクのある味わい。さらに、キャベツやもやし、にらなどの野菜をたっぷり入れることで、甘みとシャキシャキ感が加わります。仕上げにはにんにくの風味とピリッとした唐辛子の辛みをプラスして、最後まで飽きのこない味に仕上げます。
そして、鍋の締めにはモツの旨味が凝縮されたスープにラーメンを投入し、絶品の〆ラーメンを楽しめます。ぜひ、ご家庭で試してみてください。
至高のもつ鍋の材料(2~3人分)
〈スープの材料〉
- 水…650cc(全体のベースとなる)
- 酒…150cc(風味を深め、モツの臭みを消す)
- みりん…60cc(甘みとコクを加える)
- 醤油…大さじ2(味の基本となる調味料)
- 鰹粉…5g(うま味を強化)
- 塩…小さじ1/2(味を引き締める。お好みで追加)
- 砂糖…小さじ1(ほのかな甘みをプラス)
- 中華あじ…小さじ2と1/3(スープに深みを与える)
- 味の素…3~4振り(旨味をさらに強化)
〈具材〉
- 牛モツ…450~500g(脂の旨味がたっぷり)
- キャベツ…350g(甘みを引き出す)
- もやし…200g(シャキシャキ食感)
- にら…100g(風味と彩りを加える)
- にんにく(スライス)…3片(香ばしさをプラス)
- にんにく(すりおろし)…2片(スープの味を引き立てる)
- いりごま…適量(風味と食感をアップ)
- 輪切り唐辛子…適量(辛みのアクセント)
〈牛モツの下処理〉
- 塩…小さじ1(臭みを取るために使用)
〈〆のラーメン〉
- らーめん…100g(今回はマルタイ棒ラーメンを使用)
- アジシオ…適量(仕上げの味付け)
至高のもつ鍋の作り方
1. 牛モツの下処理をする
モツは脂が多いため、しっかりと下処理をすることで臭みを取り除きます。ボウルに牛モツを入れ、塩小さじ1をまぶしてよく揉み込み、10分ほど置く。その後、たっぷりの熱湯でさっと茹で、ザルに上げて流水でしっかり洗い流します。これにより、モツ特有の臭みが和らぎ、食べやすくなります。
2. スープを作る
鍋に水、酒、みりん、醤油、鰹粉、塩、砂糖、中華あじ、味の素を入れて中火にかけ、沸騰するまでしっかり加熱します。酒とみりんのアルコール分が飛ぶことで、スープの味がまろやかになります。
3. 具材を加えて煮込む
下処理した牛モツをスープに加え、弱火~中火で10分ほど煮る。次に、キャベツを加えてさらに5分ほど煮込み、キャベツがしんなりしてきたら、すりおろしにんにくを入れます。
もやしとにら、スライスにんにく、輪切り唐辛子、いりごまを加えてさらに3分ほど煮込めば、風味豊かなもつ鍋の完成です。お好みで塩を少しずつ加えて、味を調整してください。
4. 〆のラーメンを楽しむ
鍋のスープを最後まで楽しむために、ラーメンを投入します。鍋にラーメンを入れて3~4分ほど煮込み、スープとよく絡める。仕上げにアジシオを適量加えて、味を整えます。モツの旨味が凝縮されたスープをしっかり吸ったラーメンは、格別の美味しさです。
至高のもつ鍋を美味しく作るポイント
-
牛モツの下処理は必須
モツは脂が多く、適切に処理しないと臭みが残るため、しっかりと塩揉み&湯通しをすることが大切です。 -
スープの味は少し濃いめに
鍋の具材から水分が出るので、スープは少し濃いめの味付けにしておくと、ちょうど良いバランスになります。 -
仕上げのにんにくは2種類使う
すりおろしとスライスの両方を加えることで、スープに溶け込む旨味と香ばしさがプラスされます。 -
ラーメンの仕上げはアジシオで調整
〆のラーメンはスープを吸いやすいため、塩加減を調整するのがポイントです。
至高のもつ鍋は、牛モツの濃厚な旨味とにんにくの風味が際立つスタミナ満点の鍋料理です。寒い日にはもちろん、お酒のお供にもピッタリなので、ぜひ試してみてください!
高齢者向け 栄養バランス満点のやわらかもつ鍋献立|消化しやすく塩分控えめの工夫

もつ鍋はコラーゲンやビタミンが豊富な栄養満点の料理ですが、高齢者にとっては噛みづらさや塩分の強さが気になることもあります。そこで、牛モツをやわらかく仕上げ、塩分を控えめにしながら栄養バランスを整えた献立を考えました。主菜のもつ鍋にはカルシウムや鉄分を補う食材を加え、副菜にはビタミンCや食物繊維を強化するメニューを組み合わせています。
献立(1食分:約500~550kcal)
- メイン:やわらかトロトロもつ鍋(塩分控えめ&栄養強化)
- 副菜1:豆乳としらすのなめらか茶碗蒸し
- 副菜2:パプリカとひじきのマリネサラダ
やわらかトロトロもつ鍋(1人分)
材料
- 牛モツ(下処理済み)…80g
- 水…300cc
- 酒…50cc
- みりん…30cc
- 醤油…小さじ2
- 塩…ひとつまみ(味の調整用)
- 昆布(5cm角)…1枚
- 鰹節…3g(だし用)
- すりおろしにんにく…小さじ1/2
- キャベツ…100g(ざく切り)
- もやし…50g
- にら…30g(5cm長さに切る)
- しめじ…30g(小房に分ける)
- 白すりごま…小さじ1
- 片栗粉…小さじ1(とろみづけ用)
作り方
- 牛モツは鍋にたっぷりの水と一緒に入れ、弱火で30分ほど茹でる。途中で水を替えて2回ほど茹でこぼし、臭みを取り除く。
- 別の鍋に水、酒、みりん、醤油、昆布、鰹節を入れ、10分ほど弱火で煮てだしを取る。だしができたら昆布と鰹節を取り除く。
- 下処理したモツをスープに加え、弱火で15分ほど煮る。
- キャベツ、しめじ、もやしを入れ、さらに5分ほど煮込む。
- にらを加え、片栗粉を水(小さじ2)で溶いて入れ、とろみをつける。
- 器に盛り、白すりごまをふって完成。
ポイント
- 牛モツはじっくり下茹ですることでやわらかく食べやすい仕上がりにする。
- 片栗粉でスープにとろみをつけることで、喉ごしをよくし、飲み込みやすくする。
- 鰹節と昆布のだしを活用して、塩分を控えめにしながら旨味を引き出す。
豆乳としらすのなめらか茶碗蒸し(1人分)
材料
- 卵…1個
- 無調整豆乳…100cc
- だし汁…50cc(昆布とかつおのだし)
- しらす…10g
- ほうれん草…20g(さっと茹でて刻む)
- 塩…ひとつまみ
作り方
- 卵をボウルに割り入れ、豆乳、だし汁、塩を加えてよく混ぜる。
- ざるでこして、なめらかな液を作る。
- 器にしらすとほうれん草を入れ、卵液をそっと流し込む。
- 蒸し器で弱火で15分ほど蒸す。竹串を刺して透明な汁が出たら完成。
ポイント
- 豆乳を加えることでカルシウムを補強し、なめらかな口当たりに仕上げる。
- しらすにはカルシウムやビタミンDが豊富で、骨の健康をサポートする。
パプリカとひじきのマリネサラダ(1人分)
材料
- 乾燥ひじき…5g(戻して30g)
- 赤パプリカ…20g(千切り)
- 黄パプリカ…20g(千切り)
- オリーブオイル…小さじ1
- レモン汁…小さじ1
- 塩…ひとつまみ
- こしょう…少々
作り方
- ひじきは水で戻し、さっと湯通ししておく。
- パプリカは細切りにし、軽く湯通ししておく。
- ボウルにオリーブオイル、レモン汁、塩、こしょうを入れて混ぜる。
- ひじきとパプリカを加え、全体を和えて完成。
ポイント
- ひじきで鉄分と食物繊維を補い、貧血予防にも役立つ。
- レモン汁を加えることで、ひじきの鉄分吸収率をアップさせる。
献立全体の工夫ポイント
- 高齢者でも食べやすいように、もつ鍋にはとろみをつけ、茶碗蒸しをなめらかにする。
- カルシウム・鉄分・ビタミンC・食物繊維をバランスよく補うために、副菜を工夫。
- 塩分を控えめにしながら、だしやレモン、すりごまで旨味を補強。
やわらかく仕上げたもつ鍋に、なめらかな茶碗蒸しと爽やかなマリネを組み合わせた食べやすく栄養満点の献立です。ぜひ試してみてください。
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