家庭で本場の味を再現!笠原流【豚丼】の作り方|2025年3月1日
北海道・帯広の名物「豚丼」は、甘辛いタレが絡んだ豚肉がご飯にぴったり合う、ご当地グルメの代表的な一品です。炭火焼きの香ばしい風味と、甘みとコクのある特製ダレが絶妙なバランスで、ご飯が進むこと間違いなしの美味しさです。そんな豚丼を、笠原将弘さんが家庭でも作りやすいようにアレンジしました。特製キャラメルダレを使うことで、炭火焼きのような香ばしさと深いコクを再現!白髪ねぎや大葉をトッピングすれば、さっぱりとした風味が加わり、最後まで飽きずに楽しめます。調理のポイントを押さえれば、簡単に本場の味が楽しめますので、ぜひチャレンジしてみてください。
材料(2人前)
- 豚肩ロース生姜焼き用…300g(厚切りよりも薄切りの方がタレが絡みやすく、家庭でも作りやすい)
- 長ねぎ…1/2本(白い部分を使う)
- 大葉…5枚(さわやかな香りがアクセントになる)
- 刻みのり…適量(風味をプラス)
- 白ごま…適量(香ばしさを加える)
- ご飯…適量(炊きたての熱々がおすすめ)
- 七味唐辛子…少々(ピリッとした辛みが味を引き締める)
- サラダ油…大さじ1(豚肉を焼くときに使用)
A(キャラメル風味の甘みをプラス)
- 砂糖…大さじ3(タレに深みを出す)
- お湯…90cc(キャラメル状にした砂糖を溶かす)
B(特製甘辛ダレ)
- 醤油…大さじ2(塩味とコクを加える)
- みりん…大さじ2(甘みと照りを出す)
- 酒…大さじ1(風味をよくする)
- おろしニンニク…小さじ1/2(香りとコクをプラス)
- コショウ…少々(香りを引き立てる)
作り方
-
下準備をする
長ねぎは白髪ねぎにする。白髪ねぎとは、長ねぎを細く千切りにし、水にさらしてシャキッとさせたもの。大葉も千切りにして、長ねぎと一緒に冷水にさらすと、食感が良くなり辛みも和らぐ。ザルに上げてしっかり水気を切る。 -
豚肉を焼く
豚肩ロースは大きければ2〜3等分に切る。フライパンにサラダ油(大さじ1)を入れ、中火で豚肉を焼く。焼き色がしっかりつくまで片面ずつ焼き、余分な脂はキッチンペーパーで拭き取ると、タレが絡みやすくなる。 -
キャラメルダレを作る
フライパンの油を拭き取り、Aの砂糖(大さじ3)だけを入れて中火で熱する。砂糖が溶けて茶色くなり、キャラメル状になったら弱火にし、お湯(90cc)を加える。このとき、はねる可能性があるので、ゆっくり加えるのがコツ。再び中火にして、ヘラで混ぜながらなじませる。 -
甘辛ダレを仕上げる
キャラメルが完全に溶けたら、Bの調味料(醤油、みりん、酒、おろしニンニク、コショウ)を加える。中火で煮詰め、とろみがついてきたら、取り出しておいた豚肉を戻し入れる。弱火でタレをしっかり絡めながら煮詰める。タレにとろみがつき、豚肉がツヤツヤになったらOK。 -
丼に盛り付ける
丼に炊きたてのご飯を盛り、白ごまと刻みのりを散らす。タレの絡んだ豚肉を並べ、余ったタレを上からたっぷりかける。仕上げに白髪ねぎと大葉をトッピングし、七味唐辛子をふれば完成!
おいしく作るポイント
- 砂糖をキャラメル状にすることで、タレに深いコクと香ばしさが加わり、本格的な味わいになる。
- 豚肉の焼き加減が重要。しっかり焼き色をつけることで、香ばしさがアップし、炭火焼きのような風味を再現できる。
- トッピングで味を引き締める。白髪ねぎと大葉があることで、濃厚なタレの味を引き立て、さっぱりとした後味に。
アレンジアイデア
- 温泉卵をのせると、まろやかさが加わり、さらに贅沢な味わいに。
- ご飯を酢飯にすると、さっぱりとした仕上がりになり、夏場でも食べやすくなる。
- 一味唐辛子をプラスすると、ピリッとした辛みがアクセントになり、大人向けの味に。
甘辛ダレがしみた豚肉と、ご飯の組み合わせは最高です!香ばしいタレとご飯の相性が抜群で、何度でも食べたくなる味わい。家庭で簡単に作れる笠原流「豚丼」、ぜひ試してみてください。
高齢者向けの栄養バランスを考えた豚丼アレンジ献立

高齢者向けにするため、肉の厚みを薄くして食べやすくし、タレの塩分を抑える工夫をしました。また、栄養バランスを整えるために、副菜を2品追加し、ビタミン・ミネラル・食物繊維をしっかり補いました。ありきたりなメニューではなく、少し変わった副菜を組み合わせています。
メニュー
- メイン:やわらか豚丼(塩分控えめ&食べやすい工夫)
- 副菜1:枝豆と高野豆腐の卵とじ
- 副菜2:しらすと青のりの寒天寄せ
【メイン】やわらか豚丼(塩分控えめ&食べやすい工夫)
材料(2人分)
- 豚肩ロース薄切り(生姜焼き用)…200g
- 玉ねぎ…1/2個(食べやすいよう薄切り)
- ご飯(やわらかめに炊いたもの)…2杯分
- 長ねぎ…1/3本(細切り)
- 白ごま…適量
【タレ】
- すりおろしりんご…1/4個分(自然な甘みをプラス)
- 醤油…大さじ1(塩分控えめに)
- みりん…大さじ2
- 酒…大さじ1
- 砂糖…小さじ1
- おろし生姜…小さじ1/2
- 片栗粉…小さじ1(タレにとろみをつけることで飲み込みやすくする)
作り方
- 豚肉は食べやすいサイズに切る。玉ねぎは薄切りにする。
- フライパンに少量の油をひき、玉ねぎをしんなりするまで炒める。豚肉を加えてさらに炒める。
- タレの材料をすべて混ぜ合わせ、フライパンに加えてとろみがつくまで煮る。
- ご飯を器に盛り、豚肉と玉ねぎをのせる。白ごまをふり、長ねぎをトッピングする。
【副菜1】枝豆と高野豆腐の卵とじ
材料(2人分)
- 枝豆(むき身)…50g
- 高野豆腐…1枚(戻して小さめにカット)
- 卵…1個
- だし汁…100ml
- 醤油…小さじ1
- みりん…小さじ2
作り方
- 高野豆腐は水で戻し、小さめの角切りにする。
- 鍋にだし汁、醤油、みりんを入れて沸騰させ、高野豆腐と枝豆を加えて煮る。
- 溶き卵を流し入れ、火を止めて余熱で固める。
【副菜2】しらすと青のりの寒天寄せ
材料(2人分)
- しらす…30g
- 青のり…小さじ2
- 寒天粉…2g
- だし汁…150ml
- 醤油…小さじ1/2
- みりん…小さじ1
作り方
- 鍋にだし汁、醤油、みりん、寒天粉を入れて火にかける。
- 沸騰したら火を止め、しらすと青のりを加えて混ぜる。
- 型に流し入れ、冷やし固める。
この献立で不足しがちなカルシウムや食物繊維を補い、塩分を抑えながらも旨みのあるバランスのよい食事になります。
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