外パリッ!中ホクッ!新じゃがで作る笠原流「無限ポテト」
笠原将弘さんが毎回旬の食材を使って家庭でも真似しやすい料理を紹介する「笠原将弘の料理のほそ道」。2025年4月8日の放送では、春の味覚「新じゃがいも」を使った絶品レシピ「無限ポテト」が登場しました。外はカリッと香ばしく、中はホクホク。甘じょっぱいタレににんにくと黒コショウが効いた、大人も子どももやみつきになる味わいです。今回は番組で紹介された内容をもとに、レシピの詳細やポイントを分かりやすくご紹介します。
「無限ポテト」とは?
今回の料理は、新じゃがを丸ごと使った食べ応え満点のおかず系スナック。タイトルの通り、「無限に食べたくなる」味を目指して作られています。ポイントは、甘じょっぱいタレと香ばしい焼き目、そしてガーリックパウダーと黒コショウの風味のアクセント。おかずとしても、おつまみとしても活躍する万能な一品です。
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外はパリッ、中はホクホクの食感
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甘みと塩気の絶妙なバランス
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ガーリックと黒コショウで大人の味わいに変化
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白ごまで香ばしさアップ
春に出回る小ぶりの新じゃがを使えば、皮ごと調理ができるので手間もかからず、栄養もそのまま。時短にもなるうえに、見た目もかわいく仕上がります。
材料(2〜3人前)
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新じゃが(小粒):15個ほど
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サラダ油:大さじ2
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白ごま:少々
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ガーリックパウダー:少々
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粗挽き黒コショウ:少々
A(合わせ調味料)
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砂糖:100g
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醤油:100g
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みりん:90cc
作り方とポイント
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新じゃがを皮ごと茹でる
よく洗った新じゃがは皮をむかず、たっぷりの水と一緒に鍋へ。火にかけて沸騰したら弱火にし、15分ほどじっくり茹でます。中までしっかり火が通ったらザルにあげて水気を切ります。皮つきのまま調理することで香ばしさもアップします。 -
フライパンで香ばしく焼く
サラダ油(大さじ2)をひいたフライパンに新じゃがを入れ、強火で転がしながら炒めます。このとき、表面に軽く焼き目をつけることがポイント。中のホクホク感を残しつつ、外をカリッと仕上げるのが笠原流です。 -
甘じょっぱいタレで煮絡める
焼き色がついたら、砂糖と醤油を加えて弱火に。たまにフライパンを揺すりながら、じっくり煮絡めていきます。タレがとろっとしてきたら、みりんを加えてさらに絡めます。この順番で加えることで、コクが引き立ち、焦げにくく仕上がります。 -
仕上げに香りのアクセントを加える
煮汁がじゃがいも全体に絡んだら、ガーリックパウダーと黒コショウをたっぷりふります。香りが立ったら火を止めて、味をなじませましょう。しっかりとしたタレとスパイスの香りで、あとを引くおいしさに仕上がります。 -
仕上げと盛りつけ
器に盛りつけて、仕上げにもう一度ガーリックパウダー、黒コショウ、白ごまをふりかけます。これにより香ばしさがぐんと引き立ち、見た目にも華やかになります。
実際に試すときのポイント
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新じゃがは小粒のものを選ぶと火が通りやすく、皮ごと調理がスムーズです。
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煮絡めるときは、焦げないように必ず弱火で。フライパンをこまめに揺するのがコツです。
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仕上げの白ごまは手で軽くすり潰すようにふると香りが増します。
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お弁当のおかずにもぴったりで、冷めてもおいしいです。
まとめ
今回の「無限ポテト」は、シンプルな材料で作れるのに、驚くほどおいしい一品でした。笠原さんらしい、和の調味料を生かした奥深い味わいと、ガーリック&黒コショウのパンチが絶妙にマッチしています。春の新じゃががおいしいこの季節、ぜひご家庭でも作ってみてください。おかずにも、おつまみにも、そしておやつにもなる万能ポテトです。
【笠原将弘の料理のほそ道】では今後も、季節の食材を使った笠原さんならではのアイデアレシピが続々と紹介される予定です。次回の放送も楽しみにしたいですね。
高齢者向けやさしい無限ポテト献立(主菜+副菜2品)

新じゃがの香ばしさを活かした「無限ポテト」をメインに、高齢者に必要な栄養素をしっかり補える副菜を組み合わせた献立です。塩分控えめで、やわらかく食べやすい工夫も加えました。全体のエネルギーは約500kcalを目安に、たんぱく質・カルシウム・鉄分・ビタミン類がバランスよく取れるように構成しています。
メイン:やわらか無限ポテト
【材料(2人前)】
新じゃが(小粒)10個
サラダ油 小さじ2
白ごま 少々
ガーリックパウダー 少々
黒こしょう 少々
砂糖 小さじ2
減塩しょうゆ 小さじ2
みりん 小さじ1
【作り方】
①新じゃがはよく洗い、皮付きのまま鍋に入れ、水から15分ゆでます。やわらかくなったら水気を切ります。
②フライパンにサラダ油を熱し、じゃがいもを転がしながら焼き色をつけます。
③砂糖としょうゆを加えて弱火で煮絡め、仕上げにみりんを入れて軽く照りを出します。
④ガーリックパウダーと黒こしょうをふって風味をつけ、器に盛って白ごまをふります。
※高齢者向けにやわらかく仕上げるため、じゃがいもは竹串がスッと通るくらいまでしっかり茹でてから焼きましょう。調味料も少量にして、味を絡める程度にしています。
副菜1:蒸し鶏と柿の白和え
【材料(2人前)】
鶏むね肉(皮なし)60g
絹ごし豆腐 1/3丁(約100g)
柿 1/4個(小さく切る)
すりごま 小さじ1
味噌 小さじ1/2
酢 小さじ1
【作り方】
①鶏むね肉は酒蒸しにしてやわらかく火を通し、手で細かく裂きます。
②豆腐はしっかり水切りしてなめらかにし、味噌・酢・すりごまと混ぜて和え衣を作ります。
③鶏・柿を加えてやさしく和えます。
※柿の甘みと酢の酸味で、塩分を抑えつつ味に変化が出ます。たんぱく質・カルシウム・ビタミンCも補えます。
副菜2:ひじきとさつまいものレモン煮
【材料(2人前)】
乾燥ひじき 5g
さつまいも 80g(皮ごと一口大)
レモン汁 小さじ1
はちみつ 小さじ1
薄口しょうゆ 小さじ1/2
【作り方】
①ひじきは戻して水気を切ります。さつまいもは皮付きのままやわらかく下ゆでします。
②鍋にさつまいもとひじきを入れ、少量の水・はちみつ・しょうゆを加えて煮ます。
③仕上げにレモン汁を加えて風味をつけます。
※甘さの中にほんのり酸味が効いたやさしい副菜。ひじきで鉄分、さつまいもで食物繊維が補えます。
この献立は、食べやすさ・栄養バランス・減塩のすべてを考えて作られています。どの料理もやわらかく仕上げ、素材の甘みや酸味を生かして、調味料を減らしても満足感のある味になっています。見た目もカラフルで、楽しく食べられる内容です。
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