笠原将弘のカジキステーキのわかめ添えレシピ|3月18日放送
3月18日の「ノンストップ」では、和食の達人・笠原将弘さんが「カジキステーキのわかめ添え」を紹介しました。カジキはクセが少なく食べやすい魚で、ステーキにすると食べ応えがあり、ジューシーに仕上がります。さらに、わかめと玉ねぎの組み合わせが、旨みを引き立て、ソースのとろみが全体を包み込んでくれます。仕上げにレモンを添えることで、さっぱりとした後味になり、最後までおいしく食べられます。
今回は、この「カジキステーキのわかめ添え」の作り方を詳しく紹介します。家庭で簡単に作れるレシピなので、普段の食卓やちょっとしたおもてなしにもぴったりです。
材料(4人分)
- カジキ(切り身) 4切れ
- 生わかめ 200g
- 玉ねぎ 1/2個
- 塩・こしょう 各少々
【A】(カジキの衣)
- 小麦粉 大さじ2
- すりごま(白) 大さじ2
【炒め用】
- サラダ油 大さじ1
- バター 20g
【B】(ソース)
- 牛乳 1と1/2カップ
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1
【仕上げ】
- レモン(くし形切り) 1/2個
- ミニトマト(半分に切る) 8個
作り方
1. 材料の下準備をする
カジキはキッチンペーパーで水気を拭き取り、塩・こしょうを振っておく。生わかめは軽く水洗いし、ざく切りにする。玉ねぎは薄切りにする。カジキにしっかりと味をつけることで、仕上がりの風味が増します。
2. カジキに衣をつける
小麦粉とすりごまを混ぜ合わせ、カジキの両面にしっかりまぶす。すりごまを加えることで香ばしさが増し、風味豊かな仕上がりになります。衣をつけることで焼いたときにカリッとした食感が生まれ、ソースが絡みやすくなります。
3. カジキを焼く
フライパンにサラダ油を入れ、中火で熱する。カジキを入れ、両面にしっかりと焼き色がつくまで焼く。外はカリッと、中はふっくらと仕上げるのがポイント。強火だと焦げやすいので、中火でじっくり火を通すのがおすすめです。焼きあがったら、一度取り出しておく。
4. わかめと玉ねぎを炒める
フライパンを軽く拭いてからバターを入れ、中火で溶かす。わかめと玉ねぎを加え、塩・こしょうを振って炒める。バターのコクとわかめの風味が絶妙に合わさるので、しっかり炒めることで香りが引き立ちます。玉ねぎはしんなりするまで炒めることで、甘みが増して味わい深くなります。
5. ソースを作る
混ぜ合わせた【B】(牛乳・みりん・酒・片栗粉)を加える。弱火でとろみがつくまで加熱する。焦げないように、木べらやヘラで混ぜながら火を通すのがポイント。片栗粉がダマにならないよう、しっかりと溶かしておくと、なめらかな仕上がりになります。最後に味見をしながら塩・こしょうで調える。
6. 盛り付けて完成
焼いたカジキをお皿に盛り、わかめと玉ねぎのソースをたっぷりとかける。仕上げにレモンとミニトマトを添えると彩りがよくなり、さっぱりとした味わいに。レモンを軽く絞ると、さらにさわやかな風味が加わります。
おいしく作るポイント
- カジキはしっかり水気を取る
→ 余分な水分が残っていると、焼いたときにべちゃっとなってしまいます。 - 中火でじっくり焼く
→ 強火だと焦げやすいので、程よい火加減で焼くのがコツ。 - 片栗粉はしっかり溶かす
→ ダマにならないようにしっかり混ぜながら加熱すると、なめらかなソースになります。
まとめ
「カジキステーキのわかめ添え」は、シンプルな材料で作れるのに、見た目も華やかで、食べ応えのある一品です。カジキの香ばしい焼き目と、バターのコク、わかめの風味が合わさり、ご飯がすすむ味わいになっています。さらに、牛乳を使ったまろやかなソースが全体を包み込み、仕上げのレモンでさっぱりとした後味に。洋風にも和風にもアレンジできるレシピなので、ぜひ家庭で試してみてください。
高齢者向け!カジキステーキのわかめ添えをアレンジした栄養バランス献立

カジキステーキは高たんぱくで食べやすいですが、高齢者向けにするために、塩分を控えめにし、噛みやすく、消化しやすい工夫をしました。さらに、不足しがちなカルシウムや食物繊維を補う副菜を加えた献立を紹介します。
献立(1食分)
- メイン:カジキステーキのわかめ添え(アレンジ版)
- 副菜1:ほうれん草と豆腐の白和え
- 副菜2:れんこんとひじきの梅風味炒め
カジキステーキのわかめ添え(アレンジ版)
【材料(2人分)】
- カジキ(切り身)…2切れ
- 生わかめ…100g(ざく切り)
- 玉ねぎ…1/2個(薄切り)
- 塩・こしょう…各少々
【A】(衣)
- 小麦粉…大さじ1
- すりごま(白)…大さじ1
【B】(ソース)
- 牛乳…3/4カップ
- みりん…小さじ2
- 酒…小さじ2
- 片栗粉…小さじ1(同量の水で溶く)
【仕上げ】
- オリーブオイル…小さじ1
- バター…10g
- レモン(くし形切り)…1/4個
- ミニトマト(半分に切る)…4個
【作り方】
- カジキはキッチンペーパーで水気を拭き、塩・こしょうを振る。
- 小麦粉とすりごまを混ぜた【A】をカジキにまぶす。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、中火でカジキを焼く。両面に焼き色がついたら取り出す。
- 同じフライパンを軽く拭いてバターを入れ、玉ねぎとわかめを炒める。
- しんなりしたら【B】を加えて弱火でとろみがつくまで煮詰める。
- ③のカジキと一緒に器に盛り、レモンとミニトマトを添えて完成。
ほうれん草と豆腐の白和え
【材料(2人分)】
- ほうれん草…1/2束
- 木綿豆腐…1/3丁(しっかり水切り)
- すりごま(白)…大さじ1
- しょうゆ…小さじ1/2
- みりん…小さじ1
【作り方】
- ほうれん草をさっと茹でて水にさらし、食べやすい大きさに切る。
- 豆腐を崩し、すりごま、しょうゆ、みりんと混ぜる。
- ほうれん草と和えて完成。
れんこんとひじきの梅風味炒め
【材料(2人分)】
- れんこん…50g(薄切り)
- ひじき(乾燥)…5g(戻して水気を切る)
- 梅干し…1個(種を取ってたたく)
- しょうゆ…小さじ1
- みりん…小さじ1
- ごま油…小さじ1
【作り方】
- れんこんをさっと茹でる。
- フライパンにごま油を熱し、れんこんとひじきを炒める。
- しょうゆとみりんを加えてさらに炒め、最後に梅干しを混ぜて完成。
カジキステーキの調理法を生かしながら、高齢者向けにアレンジしました。副菜にはカルシウム・食物繊維が豊富な食材を取り入れ、栄養バランスを整えています。噛みやすく、消化に優しい献立になっているので、ぜひ試してみてください。
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