栗原心平の「焼きカレー」
2025年1月12日(日)のテレビ東京系【男子ごはん】で、栗原心平さんが「スキレットで作る焼きカレー」の作り方を紹介しました。今回は、スパイスを効かせたガーリックライスの上にカレーと焼いた鶏もも肉をたっぷり乗せ、卵とチーズをのせてトースターで香ばしく焼き上げる本格的な焼きカレーレシピです。さらに、濃厚でクリーミーな「マッシュドカリフラワー」を添えて、カレーの辛さを優しく引き立てる工夫もされています。自宅で簡単に作れるレストランのような一皿です。ここでは、放送されたレシピの材料と作り方を詳しく解説します。
スキレットとは、鋳鉄製の厚みがあるフライパンのことです。 ステンレス製やアルミ製の一般的なフライパンよりも熱伝導や蓄熱性に優れているのが特徴で、熱がゆっくりと均一に食材へ伝わるため、ふっくらとおいしい料理を作れます。2021/03/11
焼きカレーの材料(2人分)
鶏もも肉(唐揚げ用):400g
a
オリーブ油:大さじ1
コリアンダーパウダー:小さじ1
塩:小さじ1/3
黒こしょう:適量
トマト:300g(完熟トマトを推奨)
玉ねぎ:1個(約200g・極みじん切り)
にんじん:1/2本(約100g・すりおろし)
にんにく:1片(みじん切り)
しょうが:1片(みじん切り)
バター:10g
水:400cc
カレールウ(中辛):80g
ピザ用チーズ:30g
卵:2個
イタリアンパセリ(みじん切り):適量
【スパイスガーリックライス】
温かいごはん:400g
にんにく:1片(みじん切り)
バター:10g
コリアンダーシード:小さじ1
クミンシード:小さじ1
塩:ひとつまみ
焼きカレーの作り方・レシピ
- 鶏もも肉の下味付け
ボウルに鶏もも肉を入れ、aのオリーブ油大さじ1、コリアンダーパウダー小さじ1、塩小さじ1/3、黒こしょう適量を加え、手でしっかりと揉み込みます。10分程度漬け込み、しっかりと味をなじませることで風味が増します。 - 野菜の下ごしらえ
トマトはヘタを取り、2.5cm角にカットします。玉ねぎは極みじん切り、にんじんは皮をむいてすりおろします。にんにくとしょうがも皮をむいて、みじん切りにしておきます。 - 野菜の炒め調理
鍋にバター10gを入れて中火で熱し、玉ねぎ、にんじん、にんにく、しょうがを加えて炒めます。最初は中火で炒めてしんなりしたら、弱火に落として12〜13分じっくり炒め、野菜の甘みを最大限に引き出します。 - 鶏もも肉を焼く
魚焼きグリルの網に、下味をつけた鶏もも肉を皮を上にして並べ、中火で約9分焼きます。皮がパリッとするまでしっかり焼くのがポイントです。 - カレーの煮込み
炒めた野菜の鍋に水400ccを加え、焼き上がった鶏もも肉を加えます。強火で加熱し、沸騰したら蓋をして中弱火に落とし、10分程度煮込みます。 - カレールウの投入
火を止めてカレールウ80gを加え、溶かしながらしっかり混ぜ合わせます。再度中火で加熱し、ルウ全体がしっかり溶けてとろみがついたら火を止めます。 - スパイスガーリックライスの作り方
フライパンにバター10gを入れて中火で熱し、コリアンダーシードとクミンシードを加えて炒めます。香りが立ってきたら、にんにくのみじん切りを加え、さらに香ばしさを引き出します。次に温かいご飯400gを加え、ヘラで切るように混ぜながら炒め、塩ひとつまみを加えて味を整えます。 - スキレットへの盛り付け
スキレットにスパイスガーリックライスの1/4量を敷き詰め、中央にピザ用チーズをのせます。その上から残りの1/4量のライスを重ね、さらに半量のカレーをかけます。中央に卵を1個割り入れます。同様にもう1皿作ります。 - 焼きカレーの仕上げ
トースターで7〜8分焼き、卵が半熟状に固まり、チーズが溶けて香ばしい焼き色がついたら取り出します。 - 仕上げの盛り付け
焼き上がった焼きカレーに「マッシュドカリフラワー」をのせ、イタリアンパセリを散らして完成です。
焼きカレーのポイントとアレンジ
- 鶏もも肉の下味:スパイスと塩でしっかり下味をつけることで、より香ばしい仕上がりになります。
- 野菜の甘みを引き出す:玉ねぎとにんじんはじっくり炒めることで甘みが増し、カレーのコクを深めます。
- スパイスライスの香り:コリアンダーシードとクミンシードの香りが食欲を引き立てます。
- 卵の火入れ:卵は焼きすぎず半熟に仕上げるのがポイントです。
この「焼きカレー」は、スパイスの香ばしさとチーズのコク、卵のまろやかさが一体となった贅沢な一皿です。付け合わせの「マッシュドカリフラワー」との相性も抜群で、カレーの辛味を優しく包み込みます。自宅で簡単に作れる本格的な焼きカレー、ぜひ挑戦してみてください。
高齢者向け焼きカレーの分量と工夫
高齢者向けの1回の食事量の目安(エネルギー約400~500kcal、塩分2g以下)に合わせて、分量と栄養バランスを調整した焼きカレーレシピです。食べやすさの工夫として、鶏肉は小さめにカットし、野菜はしっかり煮込んで柔らかく仕上げています。塩分を控えめにするため、カレールウの量を減らし、スパイスで風味を引き立てています。
鶏もも肉(皮なし):150g
a
オリーブ油:小さじ1
コリアンダーパウダー:小さじ1/2
塩:小さじ1/5(約0.4g)
黒こしょう:少量
トマト:200g(完熟トマト推奨)
玉ねぎ:1/2個(100g・極みじん切り)
にんじん:1/3本(60g・すりおろし)
にんにく:1片(みじん切り)
しょうが:1片(みじん切り)
バター:5g(無塩バター推奨)
水:300cc
カレールウ(減塩タイプ):50g
ピザ用チーズ(減塩タイプ):20g
卵:1個
イタリアンパセリ(みじん切り):適量
【スパイスガーリックライス】
温かいごはん:200g(玄米や分づき米推奨)
にんにく:1片(みじん切り)
バター:5g
コリアンダーシード、クミンシード:各小さじ1/2
塩:ひとつまみ(約0.2g)
総エネルギー量:450kcal程度
塩分量:1.8g程度
カリウムを豊富に含むトマトやにんじんを多めに使用し、塩分排出効果を高めています。さらに、ご飯を玄米や分づき米に変更し、食物繊維を増やしています。鶏もも肉は皮を取り除き脂質を減らし、バターやチーズも控えめにしています。にんにくやスパイスを活用することで塩分を減らしつつ、風味豊かに仕上げています。鶏肉を小さめにカットし、野菜はしっかり煮込むことで柔らかく仕上げ、飲み込みやすく工夫しています。
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