ワタナベマキが教える絶品「鶏飯」
2025年1月21日(火)放送の日本テレビ系【キューピー3分クッキング】では、料理人ワタナベマキさんが「鶏飯」のレシピを紹介しました。鶏手羽中で取ったうま味たっぷりのスープをかけて楽しむこの一品は、お茶漬け感覚でさらっと食べられる上、栄養バランスも抜群です。鶏の旨味と具材の彩りが食卓を華やかに演出します。
鶏飯の材料(2人分)
- ごはん(温かいもの):300g
- 鶏手羽中:4本(200g)
- 水:2+1/2カップ
- しょうが:1かけ
- 酒:大さじ2
- 塩:小さじ2/3
- 錦糸卵
- 卵:2個
- 砂糖:小さじ1/2
- 塩:小さじ1/4
- 片栗粉(倍量の水で溶く):小さじ1
- 生椎茸:2~3枚(50g)
- 調味料(酒、みりん、しょうゆ):各大さじ1/2
- 万能ねぎの小口切り:1本分
- 油:適量
鶏飯の作り方・ポイント
- 鶏スープを作る
- 手羽中は沸騰した湯に入れ、ひと煮立ちさせてゆでこぼします。これにより血や汚れ、臭みを除去します。
- 鍋を洗い、手羽中、水、皮付き薄切りのしょうが、酒、塩を加えて火にかけます。
- 煮立ったらアクを取り除き、ふたをして弱めの中火で12分煮ます。手羽中としょうがを取り出し、手羽中は骨を外して食べやすく切ります。
- 錦糸卵を作る
- ボウルに卵を溶き、砂糖、塩、水溶き片栗粉を加えて混ぜ、ザルでこします。
- フライパンに油を少量熱し、卵液の1/4量を広げて焼きます。焼き色をつけず、両面を焼いて取り出します。残りの卵液も同様に焼き、計4枚作ります。
- 粗熱を取り、細切りにします。
- 椎茸の調理
- 椎茸は石づきを除き、薄切りにします。
- フライパンに油を少量熱し、椎茸を炒めてしんなりしたら酒、みりん、しょうゆを加え、汁気がなくなるまで炒め煮にします。
- 盛り付け
- 器に温かいごはんを盛り、スープを温めてかけます。手羽中、錦糸卵、椎茸をのせ、万能ねぎを散らして完成です。
鶏飯の魅力
- 鶏スープの旨味:手羽中を煮出して作るスープが、全体の味を引き締めます。
- 食べやすさ:具材が細切りにされているため、どの世代でも食べやすい。
- 栄養バランス:たんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富で、健康的な一品です。
高齢者向け「鶏飯」のアレンジレシピ
1回の食事量の目安に基づき、分量や栄養バランスを再調整
高齢者向けに塩分を控えめにし、食べやすさや消化の良さに配慮したレシピです。総エネルギー摂取量は約350~400kcalを目安に計算しました。
材料(1人分)
- ごはん(温かいもの):100g(約168kcal)
- 鶏手羽中:2本(約100g、約200kcal)
- 水:300ml
- しょうが:1~2枚(スライス)
- 酒:大さじ1(約15kcal)
- 塩:小さじ1/4(約1.5g、塩分0.6g)
- 錦糸卵
- 卵:1個(約80kcal)
- 砂糖:小さじ1/4(約4kcal)
- 塩:ひとつまみ(約0.1g、塩分0.04g)
- 片栗粉(水溶き片栗粉):小さじ1/2(約3kcal)
- 生椎茸:1枚(約15g、3kcal)
- 調味料(酒、みりん、しょうゆ):各小さじ1/2(合計10kcal、塩分0.2g)
- 万能ねぎの小口切り:適量(約2g、0.5kcal)
- 油:小さじ1/4(約1g、9kcal)
作り方と工夫
- 鶏スープの作成
- 鶏手羽中を熱湯でさっと茹でこぼし、血や汚れを取り除きます。
- 新しい鍋に鶏手羽中、水、しょうがスライス、酒、塩を入れて弱火で煮出し、アクを取りながら約15分煮込みます。
- 手羽中を取り出し、骨を外してほぐします。スープはそのまま冷めないよう保温します。
- 錦糸卵の調理
- ボウルに卵を溶き、砂糖、塩、水溶き片栗粉を加えてよく混ぜます。
- フライパンに油を少量熱し、卵液を薄く流し込み、焼き色をつけずに焼きます。焼きあがった卵は細切りにします。
- 椎茸の調理
- 椎茸は薄切りにし、フライパンでしんなりするまで炒めます。
- 酒、みりん、しょうゆを加え、汁気がなくなるまで炒め煮にします。
- 盛り付け
- 温かいごはんを器に盛り、鶏手羽中、錦糸卵、椎茸をのせます。
- 万能ねぎを散らし、温めたスープを優しくかけます。
栄養バランス・配慮
- 総エネルギー:約380kcal
- 塩分:1.2g(塩分控えめ)
- たんぱく質:鶏手羽中と卵で補い、バランスよく配置
- 脂質:油や手羽中の脂で適量を確保
食べやすさの工夫
![しげゆき](https://shigeyuki.net/enior-meal/wp-content/uploads/2025/01/IMG_3215.jpeg)
しげゆき
鶏肉は細かくほぐし、柔らかく煮ることで噛む力が弱い方にも適した仕上がりにします。スープをしっかり温め、全体を柔らかく仕上げることで飲み込みやすくなります。また、塩分を抑えつつ旨味を引き出す工夫として、しょうがやみりんを活用しています。
まとめ
ワタナベマキさんが紹介する「鶏飯」は、シンプルな工程で手軽に作れる本格派の一品です。食材の持つ旨味を最大限に引き出したこの料理を、ぜひご家庭でお試しください。
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