たらこと豆腐のうまみたっぷり!コン・チュリョンさん直伝の本格チゲレシピ
2025年1月30日放送のNHK【あさイチ】「みんな!ゴハンだよ」では、韓国料理研究家のコン・チュリョンさんが「たらこと豆腐のチゲ」の作り方を紹介しました。韓国の家庭料理をベースにしたこのチゲは、煮干しのだし汁にたらこのコクが加わり、深みのある味わいが特徴です。豆腐のふんわりした食感と、えのきのシャキシャキ感も楽しめる一品で、身体を芯から温めてくれます。
韓国ではチゲは家庭料理の定番であり、具材の組み合わせによってさまざまなバリエーションがあります。今回紹介された「たらこと豆腐のチゲ」は、日本の食材を活かしたアレンジが加えられ、どなたでも作りやすいレシピとなっています。寒い冬にぴったりのこの料理を、ぜひご家庭で楽しんでみてください。
たらこと豆腐のチゲの材料(2人分)
- たらこ(ぶつ切り)120g
程よい塩気とうまみが特徴のたらこ。加熱することで風味が引き立ち、スープにコクを与えます。 - 木綿豆腐(1丁・2cm角に切る)350g
木綿豆腐は煮崩れしにくく、しっかりした食感を楽しめます。水切りをすることで、味がよくしみ込みます。 - えのきだけ(根元を除き長さを半分にする)100g
えのきだけを加えることで、スープにうまみが加わり、食感にも変化が生まれます。 - ねぎ(小口切り)30g
仕上げに加えることで、風味がアップし、彩りもよくなります。 - 煮干し 30g
煮干しはだしの基本となる重要な食材。ワタと頭を取り除くことで、苦味を抑えた澄んだスープになります。 - 水 カップ4
スープのベースとなる水。煮干しのうまみをしっかり引き出すために、最適な量を使用します。 - 塩 少々
たらこの塩気があるため、味を見ながら調整します。 - みつば(3cm長さに切る)適量
仕上げに加えることで、香りと彩りがプラスされます。
たらこと豆腐のチゲの作り方
- 煮干しの下準備
煮干しのワタと頭を取り除き、鍋に入れます。水(カップ4)を加えて、そのまま20分ほど浸しておきます。このひと手間で、だしの風味がぐっと引き立ちます。 - だしをとる
鍋を火にかけ、中火でじっくり加熱します。沸騰したらアクを取り除き、火を弱めて4〜5分ほど煮出します。煮干しのうまみが十分に出たら、煮干しを取り出してスープをこします。 - 具材を加えて煮込む
だしを取ったスープに、木綿豆腐、えのきだけ、ねぎを加えます。豆腐は崩れやすいので、優しく加えてください。塩で味を調え、中火でゆっくりと火を通します。 - たらこを加える
最後に火を強め、ぶつ切りにしたたらこを加えます。加熱しすぎるとたらこが固くなるため、ふわっと火が入る程度で火を止めます。たらこがスープに溶け出すことで、より深い味わいが生まれます。 - 仕上げ
器に盛りつけ、仕上げにみつばを散らします。みつばの爽やかな香りが、全体のバランスを引き締めます。
たらこと豆腐のチゲの美味しく作るポイント
- 煮干しのワタをしっかり取り除く
ワタを残すと苦味が出てしまうため、必ず取り除いてから使うのがポイント。透明感のある澄んだスープに仕上がります。 - たらこは最後に加える
たらこは火が入りすぎると硬くなってしまうため、仕上げに加え、余熱で火を通すのがコツです。 - 塩加減を慎重に調整
たらこ自体に塩分があるため、スープの味を見ながら少しずつ塩を加えると、ちょうど良い味に仕上がります。 - 豆腐は水切りしておくと◎
豆腐をキッチンペーパーで軽く水切りしておくと、スープの味がしっかりしみ込み、崩れにくくなります。
たらこと豆腐のチゲの魅力
- 煮干しだし×たらこの絶妙な組み合わせ
煮干しのうまみに、たらこのコクが加わることで、シンプルながら奥深い味わいに仕上がります。 - シンプルな材料で作れる
特別な調味料を使わず、家庭にある食材で手軽に作れるのが魅力。忙しい日の夕食にもぴったりです。 - 身体を温める栄養満点のスープ
豆腐にはたんぱく質が豊富に含まれており、たらこにはビタミンB12がたっぷり。寒い季節の栄養補給に最適な一品です。
高齢者向け「たらこと豆腐のチゲ」の調整版
【1回の食事量の目安】
・エネルギー:350~500kcal
・たんぱく質:15~25g
・脂質:10~15g
・炭水化物:50~70g
・塩分:2g以下
【高齢者向け「たらこと豆腐のチゲ」材料(2人分)】
・たらこ(薄皮を除く)80g
・木綿豆腐(1.5cm角に切る)300g
・えのきだけ(根元を除き細かく刻む)80g
・ねぎ(小口切り)20g
・煮干し(頭とワタを取り除く)20g
・水 カップ4
・減塩みそ 小さじ1
・塩 ひとつまみ
・みつば(3cm長さに切る)適量
【調理の工夫】
・たらこは薄皮を除き、細かくほぐすことで口当たりを良くし、飲み込みやすくする
・木綿豆腐は小さめにカットし、柔らかく煮ることで食べやすくする
・えのきだけは細かく刻み、喉に詰まらないようにする
・塩分を控えるため、煮干しのうまみをしっかり引き出し、減塩みそで味を補う
【作り方】
①煮干しはワタと頭を取り除き、鍋に水とともに入れて20分ほど浸す
②鍋を中火にかけ、沸騰したらアクを取り除き、弱火で4~5分煮る。煮干しを取り除く
③豆腐、えのきだけ、ねぎを加え、中火で煮込む。塩を加え、味を調整する
④最後に火を強め、たらこを加え、ふわっとしたら火を止める
⑤器に盛りつけ、みつばを散らす
【エネルギー・栄養バランス】
・エネルギー:約400kcal(1人分)
・たんぱく質:約22g
・脂質:約10g
・炭水化物:約50g
・塩分:約1.8g
【食べやすさの工夫】
・豆腐を小さめにカットし、口当たりを滑らかにする
・たらこは細かくほぐし、飲み込みやすくする
・えのきだけは刻んで食べやすくする
・だしのうまみを活かし、塩分を控えることで高齢者向けの優しい味付けにする
まとめ
コン・チュリョンさんが紹介した「たらこと豆腐のチゲ」は、煮干しだしの風味とたらこのコクが絶妙にマッチした、シンプルながら奥深い味わいのチゲです。豆腐のふんわりした食感や、えのきのシャキシャキ感も加わり、満足度の高い一品に仕上がります。寒い日に身体を温めてくれる鍋料理として、ご家庭でもぜひ試してみてください。
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