笠原将弘流「タラの磯辺揚げ」
2月18日の「ノンストップ」で、賛否両論の料理人・笠原将弘さんが教えてくれたのは、タラの磯辺揚げ。タラのふわっとした食感と、青のりを加えた衣の風味が絶妙にマッチする和の一品です。さらに、たらこと万能ねぎを使った特製ソースを添えることで、より深みのある味わいに仕上げています。
タラはクセが少なく、淡白な味わいが特徴の白身魚。揚げることでジューシーさが増し、カリッとした衣とのコントラストが楽しめます。また、ホットケーキミックスを使うことで、衣がサクサク&ふんわり仕上がるのもポイント!ご飯のおかずにはもちろん、おつまみやお弁当のおかずにもぴったりの一品です。
ブロッコリーも一緒に揚げることで、彩りがよくなり、栄養バランスもアップ。忙しい日でも簡単に作れるレシピなので、ぜひ挑戦してみてください。
材料(4人分)
メインの具材
- タラ(切り身):4切れ(※塩タラの場合は塩抜きをしてから使用)
- たらこ:1腹(100g)
- 万能ねぎ:3本
たらこソースの材料(A)
- マヨネーズ:大さじ4
- しょうゆ:小さじ1/2
- しょうが(すりおろし):小さじ1/2
付け合わせ
- ブロッコリー:1個
- 片栗粉:適量
衣(B)
- ホットケーキミックス:200g
- 牛乳:3/4カップ
- 卵:1個
- 青のり:大さじ1
その他
- 揚げ油:適量
- レモン(半月切り):1/2個
作り方
1. たらこソースを作る
- たらこは包丁で切れ目を入れ、スプーンなどで薄皮を取り除き、ほぐす。
- 万能ねぎは小口切りにする。
- ボウルにたらこと万能ねぎ、【A】(マヨネーズ・しょうゆ・しょうが)を入れ、よく混ぜ合わせる。
2. ブロッコリーの下準備
- ブロッコリーは小房に分けて水洗いし、水気をしっかり拭き取る。
- 片栗粉を全体にまぶすことで、衣が密着しやすくなる。
3. 衣を作る
- ボウルに【B】(ホットケーキミックス・牛乳・卵・青のり)を入れ、泡立て器でよく混ぜる。
- ダマがなくなるまでしっかりと混ぜることで、滑らかな衣ができる。
4. タラの下ごしらえ
- タラはキッチンペーパーで水気を拭き取る。
- 小骨があれば骨抜きで取り除く。
- 一口大にカットし、全体に片栗粉をまぶす。
5. 揚げる
- 揚げ油を170℃に熱する。
- ブロッコリーとタラを3の衣にくぐらせ、油の中に静かに入れる。
- タラは2~3分、ブロッコリーは1~2分ほど揚げ、表面がこんがりとしたら取り出す。
- キッチンペーパーの上で余分な油を切る。
6. 盛り付けて完成
- 器にタラの磯辺揚げとブロッコリーを盛り付ける。
- レモンを添えて、1で作ったたらこソースをつけながらいただく。
美味しく作るポイント
- タラは水気をしっかり取る
揚げる前にしっかり水分を拭き取ることで、衣がはがれにくくなり、カリッと仕上がります。 - ホットケーキミックスを活用
ホットケーキミックスを使うことで、甘みとコクが加わり、ふんわりサクッとした食感に仕上がります。 - 油の温度は170℃をキープ
温度が低すぎるとべちゃっとなり、高すぎると中まで火が通りにくくなるため、中温(170℃)を維持するのがポイント。
たらこソースでさらに美味しく!
- 普通の磯辺揚げは、塩やしょうゆで食べることが多いですが、このレシピではマヨネーズとたらこを組み合わせた特製ソースを使用。
- たらこの塩気と旨み、マヨネーズのコク、しょうがの香りが絶妙にマッチして、揚げ物がさらに美味しくなります。
- お好みで、レモンを絞ってさっぱり仕上げるのもおすすめ!
どんなシーンにおすすめ?
- 夕食のおかずに
サクサクの衣とふわふわのタラは、ご飯との相性抜群!おかずとして食卓に並べれば、家族に喜ばれること間違いなし。 - お弁当のおかずに
冷めても美味しいので、お弁当にもぴったり。衣にホットケーキミックスを使っているため、時間が経ってもふんわり感が残ります。 - おつまみに
ビールや日本酒との相性も抜群!たらこソースをたっぷりつけて、お酒のお供に楽しんでみてください。
まとめ
タラの磯辺揚げは、タラのふんわりとした食感と、青のりの風味が絶妙な和風揚げ物です。
ホットケーキミックスを使うことで、衣はサクッ&ふんわり食感に仕上がり、たらこソースを添えることで、より深みのある味わいが楽しめます。
ブロッコリーを一緒に揚げることで、彩りもよく、栄養バランスもアップ!
お弁当やおつまみにもぴったりなので、ぜひ家庭で作ってみてください。
高齢者向けの栄養バランスを考えた「タラの磯辺揚げ」献立
高齢者向けに、食べやすく、栄養バランスを整えた献立にアレンジしました。タラの磯辺揚げは、揚げ物ですが、衣を薄くし、塩分を控えめにしつつ、たんぱく質やビタミン、ミネラルをしっかり摂れるように工夫しています。また、副菜には、食物繊維やカルシウムが豊富な食材を組み合わせました。
メイン:タラと豆腐の磯辺焼き
揚げるのではなく、焼くことで脂質を抑えました。タラだけではなく、木綿豆腐を加えることで、ふんわりとした食感になり、飲み込みやすくなります。ホットケーキミックスではなく、米粉を使用することで、より軽い仕上がりにしました。
材料(2人分)
- タラ(切り身)1切れ(80g)
- 木綿豆腐 1/4丁(75g)
- 青のり 小さじ1
- 片栗粉 大さじ1
- 卵 1/2個
- 米粉 大さじ2
- 低脂肪牛乳 大さじ2
- 油 小さじ1
作り方
- 木綿豆腐はキッチンペーパーで包み、水切りする。
- タラは皮と骨を取り除き、細かくほぐす。
- ボウルに豆腐とタラを入れ、片栗粉、卵、米粉、低脂肪牛乳、青のりを加えてよく混ぜる。
- フライパンに油を熱し、スプーンで生地をすくって広げ、中火で焼く。片面2分ずつ焼き、こんがりとしたら完成。
副菜①:かぼちゃのヨーグルト白だし煮
かぼちゃを柔らかく煮て、ヨーグルトを加えることで、酸味とコクをプラスしました。白だしの風味を活かし、塩分を抑えながらも旨味を感じられる一品です。
材料(2人分)
- かぼちゃ 100g
- ヨーグルト(無糖) 大さじ1
- 白だし 小さじ1
- 水 50ml
作り方
- かぼちゃは皮をむいて一口大に切る。
- 鍋に水と白だしを入れ、かぼちゃを加えて煮る。
- 柔らかくなったら火を止め、ヨーグルトを加えて軽く混ぜる。
副菜②:キャベツとひじきのごま味噌和え
キャベツにはビタミンCが豊富で、ひじきにはカルシウムや鉄分が多く含まれています。味噌とごまのコクで、満足感のある味わいに仕上げました。
材料(2人分)
- キャベツ 2枚(50g)
- ひじき(乾燥) 5g
- すりごま 小さじ2
- 味噌 小さじ1
- みりん 小さじ1
- 酢 小さじ1
作り方
- ひじきは水で戻し、水気を切る。
- キャベツはざく切りにして茹で、水気をしっかり切る。
- ボウルに味噌、みりん、酢、すりごまを入れて混ぜ、キャベツとひじきを和える。
この献立は、たんぱく質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取できるように工夫しました。タラの磯辺焼きは、揚げずに焼くことでカロリーを抑えつつ、青のりの風味を活かしています。副菜には、食物繊維やカルシウムを多く含む食材を使い、塩分を控えめにしました。これなら、高齢者の方でも食べやすく、満足感も得られる献立になります。
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